在庫管理術
【比較表つき】病院の物品管理システム13選|特徴・価格・選び方を解説
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在庫確認・発注業務が医療スタッフの負担になっていませんか。IoTで発注を自動化し、残業削減・欠品防止・離職リスク低減を実現。歯科・整形外科・総合病院の導入事例と具体的な効果をまとめた資料です。
今すぐ無料ダウンロード医療機関向けの在庫管理システムを検討する際、「物品管理システム」として各ベンダーから提案される内容は、機能や価格の説明がまちまちで、どの基準で比較すべきか迷うことがあります。
本記事では、病院向けの物品管理システムを対象物品・連携性・対応方式・価格帯の4軸で比較し、稟議書に使える比較材料としてまとめました。
病院の物品管理システムとは
病院の物品管理システムとは、医療材料・医薬品・ME機器※などの物品を発注・在庫・払出・使用実績の面で一元管理する仕組みです。
院内物流を専門スタッフが運用するSPD(Supply, Processing and Distribution)の考え方をシステムで支援する製品が中心となります。
対象物品によって必要な管理の性質は異なります。
医療材料・医薬品などの消耗品は発注点管理・自動補充が中心となる一方、輸液ポンプや人工呼吸器などのME機器は、機器1台ごとの貸出・返却、点検・修理履歴、耐用年数、稼働状況の追跡をする個体管理が必要です。
そのため、消耗品向けの物品管理システムとME機器管理システムは、機能要件が異なる別カテゴリの製品として提供されているのが一般的です。
本記事の比較表では、消耗品・医療材料向けの物品管理システムに重点を置き解説します。
※ME機器:Medical Electronics機器の略で、医用電気機器を指す。人工呼吸器、輸液ポンプ、心電図モニター、除細動器など、電気を用いて診断・治療・生命維持を行う医療機器の総称。
【比較表】病院向け物品管理システム13選
主要な物品管理システム・SPDサービスを、対象物品・対応方式・連携性・価格帯の4軸で比較しました。
価格は個別見積もりが基本のため、目安としてご覧ください。
| システム名 | 提供会社 | 主な対象物品 | 対応方式 | 価格帯の目安 |
|---|---|---|---|---|
| スマートマットクラウド | 株式会社エスマット | 医療消耗品・医薬品・備品 | IoT重量計 | 要問い合わせ |
| JITS System | エム・シー・ヘルスケア | 医療材料(高額材料含む) | バーコード・RFID | 要問い合わせ |
| Medilia | ホスネット・ジャパン | 診療材料・医薬品 | バーコード | 初期費用〜数百万円+月額 |
| MASTY | 株式会社ムトウ | 医療材料全般 | バーコード | 要問い合わせ |
| SPDサービス(スズケン) | 株式会社スズケン | 医療材料・医薬品 | バーコード(外部委託型) | 要問い合わせ |
| SAC-SPDシステム | システムアーツ | 医療材料 | バーコード(自院運用型) | 初期230万円〜(本体一式) |
| 医薬品管理代行サービス | メディアスソリューション | 医薬品中心 | バーコード(委託型) | 要問い合わせ |
| RFID資産管理サービス | 凸版系ほか各社 | 高額医療機器・器材 | RFID | 要問い合わせ(タグ費用別) |
| Mediboard | 株式会社サザンウィッシュ | 医材・消耗品・医薬品 | バーコード | 要問い合わせ |
| Medyus2 | 株式会社メディアス | 医療材料/医薬品(2タイプ提供) | GS1-128・JANコード | 要問い合わせ |
| ZERO Supply | ゼロシステム株式会社 | 診療材料〜一般消耗品・日用品 | ハンディ・SPDカード | 要問い合わせ |
| Mr.SPD® | システムアーツ株式会社 | 診療材料・医薬品〜文具・日用雑貨 | カード・シール | 要問い合わせ |
| SAVE-HP | メハーゲングループ | 医療材料(患者別原価対応) | バーコード(GS1-128) | 要問い合わせ |
※2026年7月調査
SPD導入費用は、自院運用か外部委託か、対象物品の範囲、常駐スタッフの有無によって大きく変動し、初期費用は数百万円〜数千万円、月額運用費が別途発生するのが一般的です。
方式ごとにコスト構造は異なり、RFIDはタグ貼付・タグコストが継続的に発生するため回転率の高い消耗品では費用対効果が下がりやすく、バーコード方式は導入コストを抑えやすい一方で読み取り作業の手間が残ります。
IoT重量計はタグ貼付・スキャン作業が不要な分、消耗品領域では運用工数を抑えやすい反面、重さを基準に数量を算出する仕組み上、個体ごとのロット・使用履歴管理には不向きなシステムです。
SPDシステムの2つの提供形態
このパートをまとめると!
SPDシステムは自院運用型と外部委託型(支援業務セット型)の2つに大別されます。専任の物品管理担当者を配置できるかどうかが、選ぶ際の分かれ目です。
院内物流管理(SPD)システムは、支援サービスの有無によって大きく2つのタイプに分けられます。
- システムのみ提供型(自院運用型):Mediboard・Medilia・Medyus2などが該当。委託費のランニングコストがかからず比較的安価に導入でき、仕入れ先の選定や価格交渉も病院側で柔軟に進めやすいのが特徴です。既に専任のSPD担当者がいる病院や、購買活動を自院主導で行いたい病院に向いています。
- 支援業務セット型(外部委託型):株式会社スズケンの「SPD(院内効率化支援)」のように、外部の専任スタッフが在庫管理・品質管理・物流管理・実績管理などのSPD業務を代行します。院内にSPDの専門知識を持つスタッフがいなくても任せられる点がメリットで、物品管理の省力化を急ぎたい中小規模の病院にも適しています。
自院で十分な人員やスキルを確保できるか、それとも外部委託で効率化を重視するのか、運用体制とコストのバランスを踏まえて選択することが重要です。
SPDシステムを比較する際に押さえておきたいポイント
比較の際は、以下の6点を必ず確認しましょう。
- 対象物品の範囲(消耗品のみか、ME機器の個体管理まで含むか)
- 電子カルテ・医事会計システムとの連携性
- GS1-128バーコードなどのトレーサビリティ対応
- 価格体系(初期費用・月額運用費・委託費の内訳)
- SPD支援サービスの要否:自院運用か外部委託かで、必要な人員体制とコスト構造が大きく変わります
- スマートフォン・専用端末への対応:ハンディターミナルが必要な方式か、スマホアプリで完結する方式かで、現場への定着のしやすさが変わります
失敗パターンや進め方など選定プロセスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
病床規模別物品管理システムの選び方のポイント
大規模病院の選定ポイント
200床以上の大規模な病院は部署数が多く、扱う医療材料も診療科ごとに多岐にわたるため、精度と連携性を軸に選定します。
- 管理精度:ロット・使用期限・部署別使用履歴まで一元管理できるか。材料点数が多いほど手作業での突合には限界があり、精度不足はそのまま棚卸コストに跳ね返ります
- 既存システムとの連携性:電子カルテ・医事会計システムとAPI連携できるか、データ出力形式に柔軟性があるか。連携が後回しになると二重入力が発生し、現場負担がかえって増加します
- 複数拠点・複数部署の運用設計:部署ごとの権限管理、拠点をまたいだ一元管理が可能か、ベンダーの導入後サポート体制が整っているかをチェックします
これらの選定ポイントを軽視すると、導入後にデータの整合性が取れず、従来のアナログな管理に逆戻りするケースも少なくありません。
中小規模病院・クリニックの選定ポイント
中小規模病院では専任の物品管理担当者を置きにくいため、選定基準は現場に定着しやすいかどうかに重点が移ります。
- 操作性:ITに関する専門知識がなくても、現場スタッフが無理なく運用できるか
- 導入・教育支援の有無:初期設定や現場教育をベンダーが伴走してくれるか
- スペックと運用負荷のバランス
大規模病院向けの高機能なシステムをそのまま導入すると、使わない機能のためにコストと運用負荷だけが増える過剰スペックに陥りやすい点に注意が必要です。
物品管理システム導入のメリット・デメリット
このパートをまとめると!
属人化解消・欠品防止・棚卸業務の削減が主なメリットです。一方で、導入・運用コストや人員確保が課題になるため、管理対象を絞ったスモールスタートが現実的です。
メリット
- 属人化の解消:発注業務が特定のスタッフの経験に依存する状態から脱却できる
- 欠品・過剰在庫の防止:定数管理や自動発注により、部署ごとの「安心在庫」の積み上がりを抑えられる
- 棚卸・報告業務の削減:実績値をリアルタイムで把握でき、確認作業や報告書作成の手間が減る
デメリット
- 導入・運用コストがかかる:紙やExcelでの管理と比べ、月額費用が継続的に発生する
- 運用体制の確保が必要:ラベル貼付や台帳登録などの初期設定に人手がかかる
- 管理対象を絞る必要がある:全物品を一度に管理しようとすると初期費用・運用負荷が増大する
物品管理の負担を増やさない、重さで管理という選択肢
ここまで紹介した比較ポイントを踏まえると、規模を問わず共通して求められるのは精度と現場負担の少なさの両立です。
この両立を、IoT重量センサという別のアプローチで実現するのがスマートマットクラウドです。
- 一元管理・遠隔管理:全部署・全拠点の在庫状況をクラウド上で一元的に把握できます。フロアの異なる倉庫室まで足を運ばなくても、パソコンやスマートフォンから遠隔で在庫を確認できます。
- 実在庫数がリアルタイムでわかる:帳簿上の理論在庫ではなく、IoT重量センサが計測する実在庫数をリアルタイムで反映します。これにより、部署別・品目別の正確な消費量データが取得でき、医療材料費の在庫金額も可視化されるため、経営判断や価格交渉の材料として活用できます。
- 置くだけ管理:バーコードのスキャンやRFIDタグの貼付といった作業は不要です。物品をマットの上に置くだけで在庫数が自動的に記録されるため、現場スタッフは物品管理の手間から解放され、本来の医療業務に専念できます。
特に消耗品の発注業務が特定のスタッフに属人化している、あるいは在庫確認に時間を取られているという課題を抱える病院にとって、スマートマットクラウドは導入のハードルが低く効果を実感しやすい物品管理システムの選択肢です。
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在庫確認・発注業務が医療スタッフの負担になっていませんか。IoTで発注を自動化し、残業削減・欠品防止・離職リスク低減を実現。歯科・整形外科・総合病院の導入事例と具体的な効果をまとめた資料です。
今すぐ無料ダウンロード病院の物品管理はスマートマットクラウドで
「置くだけ」で残量を把握しやすい仕組み
IoT重量計の強みは、物品をセンサー上に置いたまま重量変化を計測し、在庫状況を把握できる点です。
運用設計や初期設定は必要ですが、日常の在庫確認・定数チェックの一部を省力化しやすいのが特徴です。

冷蔵庫・冷凍庫内の物品管理の実績あり
スマートマットクラウドは、病院内の保管用冷蔵庫での使用実績があります。冷蔵庫内の医薬品を遠隔監視できることで、確認作業の負担を減らすことができます。
API・CSVによる外部システム連携
スマートマットクラウドでは、CSVやAPIによる外部システム連携が可能です。
よくある質問
病院向けの物品管理システムとSPDシステムに違いはありますか?
明確な境界はありませんが、SPDは院内物流全体(発注・保管・払出・使用実績)を専門スタッフの運用込みで支援する仕組みを指すことが多く、物品管理システムはより広く消耗品・医療材料・機器の管理全般を指します。
自院運用と外部委託、どちらを選ぶべきですか?
専任の物品管理担当者を配置できるか、SPDの専門知識を持つ人材が院内にいるかが判断軸になります。人員確保が難しい場合は外部委託型が向いています。
病院向け物品管理システムの費用相場は?
多くが個別見積もりですが、初期費用は数百万円〜数千万円、月額運用費が別途発生するケースが一般的です。IoT重量計方式はタグ・ラベル費用が発生しない分、消耗品領域では運用コストを抑えやすい傾向があります。
病院在庫管理システム「スマートマットクラウド」の導入事例













