在庫管理術

在庫管理と重量センサ|重さで在庫を管理する方法とメリットとは

在庫管理と重量センサ

重量センサで在庫管理を

センサと呼ばれる感知器を利用し、さまざまな数値を情報化する技術があります。
センサの種類は多種多様で、種類は温度・音量・明るさ・耐久性を感知するものがありますが、今回は重量を計測する重量センサをピックアップ。

重量センサが重さを感知する仕組みとセンサで重量を計測するメリット、さらに重量センサを使用して在庫管理を自動化するシステムを紹介。


重さという情報で在庫管理を効率化する仕組みとその効果を事例を交えて解説します。

 

在庫管理・発注を自動化する

重量センサとは【原理・種類】

重量センサの仕組み

重量センサは、ものの重量を数値化するためのセンサーのこと。重量センサにはいくつかの種類がありますが、現在はもっとも精度が高いロードセルの活用が主流になっています。

ロードセルとは力の大きさを電気信号に変える変換器のこと。その種類と特徴を簡単にまとめました。

▼ロードセルの種類と特徴

  • 油圧式ロードセル:受圧面に荷重がかかるとロードセル本体内の油圧圧力が上昇し荷重を表示。電力を使用しない
  • 空気圧式ロードセル:空気圧を検出に利用したロードセル。衛生がもとめられる場合に使用
  • ひずみゲージロードセル:金属製のロードセルの電圧を計測し正確な重量を測定
ロードセルの種類

もっとも使われているのがひずみゲージロードセルです。

ひずみゲージロードセルは、金属が加えられた力によって電気の流れが変化するという性質を利用し、物質の正確な重量を測定します。荷重がかかっている金属製のロードセルの電圧を測定することで、重量を逆算する仕組みになっています。

ひずみゲージロードセルの動作原理

重量センサの使い方と使用上の注意点

重量センサは私たちの身近なところで使われており、セルフレジ、家庭内の電子レンジや洗濯機、炊飯器といった家電にもその技術が採用されています。


重量センサを使用する注意点は製品ごとに異なりますが、共通している点もあります。
正しく重量センサーを働かすためには、次の3つのポイントを守ります。

  • 使用前に0kg補正(0点補正)を忘れずに行う
  • 水平な場所に装置にガタつきがないよう設置する
  • 規定の重量の範囲内で使用する

0kg補正とは重量計の計測誤差を解消する目的で、使用を開始する前に測定器のスタートを0kgに補正する作業のことをいいます。

重量センサの用途【使い方】

重量は基本的なデータですが、その分応用範囲が広いため、重さを計る以外にも対象物にかかる負荷トルク(物体を回転させる力)を測定する用途でも使われています。その一例を紹介します。

  • 医療:点滴や輸血管理、体重管理、リハビリ、
  • 製造:製品の性能試験(衝突実験、強度検査、材料の引張試験や曲げ試験)
  • 安全確認:エレベーターやトラックの荷台の積載物が規定内かを確認
  • 在庫管理:重量で在庫量を計測

重量センサと在庫管理

在庫管理には定期的に倉庫にいくつ残っているのか人が目視で確認し、手で数えて記録するという棚卸という作業が必要です。棚卸の結果を見て、現在の在庫数から必要な数量を割り出し発注をおこないます。

しかし手作業で大量の在庫を確認するため、作業時間がかかりすぎる、数え間違いや記録ミスが発生する、本当に必要な頻度で棚卸を実施できない、という課題が発生します。

課題の多い棚卸の作業を人の替わりに正確に実施できるのが、重量センサを搭載した在庫管理ツールです。

在庫管理に重量センサを利用するメリット

重量センサを採用したスマートマットクラウドで在庫管理を行うと、次のような効果を期待できます。

重量センサ活用のメリット

  • 情報を数値化する:液体や粉末等目視で確認しにくい在庫を精密に管理できる
  • リアルタイムで情報収集する:最新の在庫状況を把握できる
  • 継続的に計測する:休日・深夜など手動では計測が難しいタイミングでも計測できる
  • 遠隔で管理する:センサが自動で計測・記録するのでリモートで管理できる
  • 正確に計測する:人為的なミスや作業忘れが発生しない
  • 作業効率を上げる:在庫管理の自動化で他の生産的な作業に集中できる
  • 管理費をカットする:棚卸や在庫管理にかかる人件費・外注コストを下げることができる

当社の在庫管理システム「スマートマットクラウド」も、重量センサを活用したシステムです。重量センサを搭載する在庫管理IoTソリューション「スマートマットクラウド」の機能を紹介します。

IoT重量計を採用した在庫管理ツール「スマートマットクラウド」

スマートマットクラウドは、株式会社スマートショッピングが運用するIoT機器スマートマットを利用した在庫管理・発注自動化サービスです。

スマートマットクラウドのイメージ

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。

あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。

スマートマットが重量で在庫管理をする仕組み

さまざまな自動発注に対応

お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です

在庫圧縮を促進

推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します

置く場所を選びません

スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。

API・CSVでのシステム連携実績も多数

自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。

詳しく見る

重量センサで在庫管理の効率化に成功した導入事例

スマートマットクラウドは、現在多くの企業様に導入いただいています。重量センサによる管理で在庫管理の効率化に成功した事例をご紹介します。

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