在庫管理術

OCR×在庫管理【特徴・読み取り機・ソフト・メリットとデメリット・OCRによる在庫管理とIoTの比較】

OCRとは
目次

OCRとは

OCR(読み方:オーシーアール)とは、Optical Character Reader(またはRecognition)の略で、画像データのテキスト部分を認識し、文字データに変換する光学文字認識機能のことです。

OCRとは

具体的にいうと、手書きや印刷された文字をハンディスキャナーやイメージスキャナ、デジタルカメラなどの読み取り機で読み込み、書かれている文字を認識してデジタル化する技術です。

コンピュータが自動的に読み取ることができない画像データのテキスト部分を文字データで認識するため、文字を手書きやキーボードで入力する面倒な作業から開放されます。

この記事では、コロナ渦の今、ニーズの高まりを見せている業務効率化、電子化(ペーパーレス化)、働き方改革をサポートするOCRについて、特徴・読み取り機・OCRソフト・メリットとデメリットをわかりやすく解説していきます。

また、在庫管理をするにあたり、OCRと合わせて検討したいIoTを使った話題のソリューションスマートマットクラウド」との比較もご紹介!

在庫管理・発注を自動化する

OCR読み取り機(スキャナー、リーダー、ハンディターミナル)とは

OCRには、手書きや印刷された文字をハンディターミナルやイメージスキャナ、デジタルカメラなどの専用の読み取り機が必要です。

有名メーカー各社から業務用、高速読み取り用などの読み取り機が発売されており、価格も1万円前後から数万円までさまざまです。

OCRソフトとは【市販・フリーソフト・アプリ】

OCRソフトとは、スキャナなどの読み取り機で読み取った画像データを、テキストデータに変換する文字認識ソフトウェアです。

テキストデータなどをスキャンして文字データを作成するOCR専用ソフトのほか、PDFの帳票をエクセルに変換したり、名刺管理を行ったりすることもできるOCR機能付きのPDF編集ソフトまで、こちらも数千円から数万円までさまざまな種類が発売されています。

またOCRフリーソフト(インストール必要・不要)やフリーアプリもたくさんありますが、機能に制限があったり、正確さの面では不安な場合もあるので、使用する際にはその点を踏まえることも重要です。

 

Google ドライブのOCR機能

Google ドライブ(Google が提供するオンラインストレージサービス)には、OCR機能が標準で搭載されています。

Google アカウントがあれば、誰でもフリーで利用することができます(無料版の場合は15GBの容量制限。有償の契約では定額無制限で利用可能)。

使い方は以下の通りで、とても簡単です。

①Googleドライブに画像をアップする


②右クリックから「アプリで開く>Googleドキュメント」を選択する

ただし、Google ドライブのOCR機能では
  • 手書きの文字

  • 変わったフォントを使用したファイル

などは、正確に変換出来ない場合もあるので注意が必要です。

OCRの進化系!?AI OCRとは

AI OCRとは、OCRにAI(人工知能)を搭載したもので、具体的には、手書きの書類や帳票などをAIが読み取り、データ化することです。


AIをプラスすることで、

  • AIの機械学習による文字認識率の向上

  • 読取位置や項目をAIが自動抽出!フォーマットが異なる帳票に対応可能

  • 業務システムやRPAとの連携でさらに作業効率がアップ

といったメリットがあり、今後、ますます注目を浴びていきそうです。

OCRのメリット・デメリット

OCRを導入、活用することで以下のようなメリットとデメリットがあげられます。

メリット

OCRのメリット

  • 業務効率化

  • 手書きや入力作業の削減・人的負担の削減

  • 紙資料データの保管スペースが削減

  • 過去データの管理・検索や編集・活用がスムーズになる

デメリット

  • 文字認識精度が低い場合がある(文字認識は100%ではない)

  • OCRソフトやOCR読み取り機(スキャナー、リーダー、ハンディターミナルなど)の導入コストがかかる

OCRを使った在庫管理

このように業務効率化などメリットの多いOCRですが、在庫管理業務の現場ではどのように使用され、どんなメリットやデメリットがあるのかを見ていきましょう。

OCRを使った在庫管理とは、文字認識機能を備えたハンディターミナルを使い、賞味期限、使用期限、ロット情報などを読み取り、棚卸や資材・商品の在庫数を把握し、発注をスムーズに行う方法です。

バーコードや二次元コードが貼られていない場合でも、現品票や作業指示書、段ボールなどに明記されている文字を読み取ることで在庫管理が行えるというメリットがあります。

ただし、すでにOCRのデメリットの章でもご紹介したように

OCRのデメリット

  • 文字認識精度が低い場合がある(文字認識は100%ではない)

  • OCRソフトやOCR読み取り機(スキャナー、リーダー、ハンディターミナルなど)の導入コストがかかる

という点には注意が必要です。

次の章では、OCRを使った在庫管理の課題を克服するIoT機器についてわかりやすく解説していきます。

OCRを使う在庫管理の課題を解消するIoT

在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。

新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み

IoT(Internet of Things)

IoT=「モノのインターネット化」

IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。

このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。

デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。

また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。

次の章では置くだけで在庫の見える化が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。

文字や画像の読み取りは不要!スマートマットクラウド

スマートマットクラウドのイメージ

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。

あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます

さまざまな自動発注に対応

お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です

在庫圧縮を促進

推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します

置く場所を選びません

スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。

API・CSVでのシステム連携実績も多数

自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。

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