在庫管理術
包装資材の在庫管理【多品種・大量消費の管理課題を解消する方法とは】
ダンボール、ポリ袋、OPP袋、食品容器、緩衝材などの管理にお悩みはありませんか。今回は、包装資材・梱包資材の特徴から、在庫管理のポイントを整理します。包装資材の在庫管理課題を明確にし、課題解消する方法を紹介します。
包装資材の在庫管理
包装資材とは、商品を保護・輸送・販売するために使用される資材の総称です。一般的には以下のように分類されます。
- 包装資材:商品の保護や外観を整えるための資材(ポリ袋、OPP袋、食品容器、ラッピング用品など)
- 梱包資材:輸送・保管中の破損防止を目的とした資材(ダンボール箱、緩衝材、エアキャップ、バンドなど)
製造業や食品・流通業において、包装資材はB材、副資材に該当し、在庫管理がしにくい品目です。主資材と比べて管理対象としての優先度が低いと見なされがちですが、欠品すると出荷が止まる・生産ラインが停止するなど、業務への影響は大きい品目です。多品種・大量消費という特性から、在庫数の把握が難しく、多くの企業で担当者が工数をかけて棚卸・発注業務を行っています。


包装資材の保管方法
包装資材は品目ごとに形状・サイズが異なるため、保管方法もさまざまです。
積み重ね保管
ダンボール箱やトレー類は、パレット上に積み重ねて保管するケースが一般的です。外側のダンボールに覆われているため、残量の目視確認が困難になりがちです。
巻物・ロール保管
フィルム類やラップ資材、シール・ラベル類はロール状で保管されます。使用量の把握が難しく、残量を目分量で判断している現場が多く見られます。
- フィルムロール:大型のリールに巻き取って保管する。残量の目安が外観からはつかみにくい。
- ラベル・シールロール:小型リールで棚管理されることが多い。品番・サイズ違いが混在しやすい。
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これ以外にも、使用済みロールの芯や端材フィルムはケースや棚に収納・保管する場合があります。
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バラ・箱入り保管
ポリ袋・OPP袋・食品容器などは箱単位で保管され、箱を開けなければ残数がわかりません。複数サイズ・複数品番が混在して管理が煩雑になりやすい資材です。
包装資材在庫管理の課題
品種・サイズが多く管理が複雑
包装資材は同じ品目でもサイズやデザインの違いによりSKU数が膨大になりやすい特徴があります。ダンボール1種類をとっても、サイズ違いが数十種類存在することも珍しくありません。多品種にわたる在庫を人手で管理すると、どこに何がいくつあるかを把握するだけでも大きな工数が発生します。
消費スピードが速く在庫が見えにくい
包装資材は1回の出荷・生産ロットに対して大量に消費されます。消費スピードが速い一方で、残量把握が困難なため、気づいたときには欠品寸前というケースが頻発します。ロール状・積み重ね状の資材は特に目視での残量確認が難しく、棚卸精度が上がりにくいのが実情です。
季節・需要変動による発注難易度の高さ
食品・流通業を中心に、包装資材の需要は季節イベントや販売キャンペーンによって大きく変動します。需要の波に合わせた発注量の調整は難しく、繁忙期前の過剰仕入れや、閑散期の滞留在庫といった問題が起きやすくなります。台帳やエクセルで管理を試みても、理論在庫と実数が乖離する在庫差異が起こりやすくなります。
保管スペースの圧迫
かさばる資材が多い包装資材は、倉庫スペースを大きく占有します。多品種を保管するために棚が乱雑になりやすく、必要な資材がすぐに見つからない・棚卸に時間がかかる、といった問題に発展します。
管理が属人化しやすい
「あの担当者しか在庫の場所を知らない」
「発注点を感覚で判断している」
という状況は、包装資材管理でも頻繁に発生します。一部の人に管理負担が集中する管理の属人化が発生しやすくなります。
包装資材在庫管理のニーズ
リアルタイムで在庫量を把握したい
多拠点・多品種の包装資材在庫を、倉庫に出向くことなく確認できる体制を求めるニーズが高まっています。特に食品メーカーや物流会社では、当日出荷に必要な資材が揃っているかをリアルタイムで確認したいというニーズが切実です。
欠品による出荷遅延を防ぎたい
包装資材が欠品すると出荷業務が停止し、顧客への納期遅延に直結します。「急いで発注したが間に合わなかった」「特急対応でコストが増加した」という事例は少なくありません。自動発注の仕組みで欠品を未然に防ぎたいというニーズが強くあります。
滞留在庫・廃棄ロスを削減したい
過剰発注によって大量の包装資材が倉庫に滞留するケースも多く見られます。品質の劣化やデザイン変更で使えなくなったパッケージの廃棄コストの問題も深刻です。適正在庫の維持による廃棄ロス削減は、多くの企業の重要課題となっています。
委託先・工場の資材在庫を管理したい
製造委託先の工場や外部の梱包作業場に支給している包装資材の在庫量をリアルタイムで把握したい、というニーズも多くあります。電話やメールでの残量確認には手間とタイムラグが発生するため、遠隔管理への移行を検討する企業が増えています。
スマートマットクラウドで包装資材の管理課題を解消
上記のような包装資材の管理課題を解消する方法として、IoT重量センサを活用した在庫管理の自動化が注目されています。

スマートマットクラウドは、以下の3つのアプローチで包装・梱包資材特有の課題を解消します。
① 欠品リスクをゼロにする365日24時間の自動監視
IoT重量計が在庫量を常時監視し、残量が設定した発注点を下回るとアラート送信&自動発注を実行します。管理が手薄になりがちな副資材であっても、欠品による出荷停止・納期遅延のリスクを未然に防ぐことができます。
② 適正在庫を維持しキャッシュフローを改善するデータ活用発注
自動蓄積される消費データが発注判断の材料になります。納品リードタイムが長い包装資材でも、使用期限内に消費可能な量で発注できるため、過剰在庫の削減とキャッシュフロー改善を同時に実現できます。季節変動の大きい資材にも、実績データをもとに適正な発注量を判断できます。
③ 現場負担と属人化を同時に解消!リモート管理+発注履歴の共有
製品ごとに使用する資材が異なり管理点数が膨大な包装・梱包資材の在庫確認を自動化します。発注履歴のデータ共有により管理の属人化を解消。資材の消費レポートは在庫計画の見直しにも役立ちます。













