在庫管理術

らくらく在庫【特徴・機能・対応モール・マニュアル・料金やコース・評判・デメリット】

らくらく在庫とは
目次

らくらく在庫とは

らくらく在庫とは、グリニッジ株式会社が提供している楽天市場、Yahoo!ショッピング、amazonなどに出店しているネットショップの在庫を自動で更新・連動、ネットショップ間の在庫連動に特化した在庫管理を見える化する在庫管理システムです。

多店舗展開をする際のショップ間の在庫を自動で調整するシステムなので、例えば楽天店で商品がひとつ売れたら、ヤフー店の在庫もひとつ減らす、といった具合に、人手で行うには困難を伴う=システムに任すべき作業を代行します。

さまざまなECモールに対応し、システムが常にショップの在庫数を最新の状態に保つので、今まで手動で行っていた在庫管理の手間を大幅に削減できます。

この記事では、らくらく在庫の機能や価格・料金プラン、在庫管理の方法から評判やメリット・デメリットまでわかりやすく解説していきます。

また、在庫管理や発注業務の負担を軽減し、効率化する話題のIoTツールもご紹介!

在庫管理・発注を自動化する

らくらく在庫の特徴

らくらく在庫の特徴まずは、らくらく在庫の特徴をチェックしてみましょう。

・在庫切れの前に発注タイミングをメールで通知
商品ごとに発注タイミング(在庫少設定)を自由に設定可能。設定を下回った時、管理画面上とメールで通知する機能。

・最短1分間隔で在庫更新
在庫切れになった商品に限り、最短1分間隔で売り切れ(在庫なし)を反映。売り越し(実際の在庫数以上の数量を売ってしまうこと)の防止に。

・セット販売対応
単品商品同士を組み合わせたセット商品の在庫連動にも対応。単品、セット商品どちらが売れても、在庫は自動で連動。

・各モールの品番がバラバラでも大丈夫
楽天やYahoo!ショッピングなどの各モールで使用している品番が異なっていても、らくらく在庫が各商品の品番を紐づけるため、同一商品として正しく認識され管理可能。

・在庫振り分け設定
指定したモールに対して、在庫数を割合で更新できる機能。売上や利幅の大きい店舗の在庫割合を多くするといった、売上施策に柔軟に対応。

・スマホ対応「らくらく在庫 Express」
スマートフォン(iPhone/Androidどちらも対応済)からの在庫更新、確認が可能。緊急時、外出時でも在庫状況を確認。

らくらく在庫の基本機能一覧

らくらく在庫の機能らくらく在庫でできること、基本機能は以下の通りです。

一般機能

・複数人作業対応
らくらく在庫のデータを共有し複数PCで作業。※最大12ユーザーまで

・自動バージョンアップ

・ユーザー管理
らくらく在庫を利用するユーザーの追加、編集、削除

・ログイン情報
らくらく在庫を利用するユーザーの追加、編集、削除

・スマートフォン対応
専用アプリをインストールすることで、スマートフォンから在庫確認、操作

在庫管理

・商品情報一覧
らくらく在庫に登録された商品を一覧形式で表示登録されたデータ全てが表示されるため、商品を容易に把握することが可能

・商品の検索
商品情報一覧で商品の検索が可能。簡易検索、完全一致検索、また、複雑な検索を行うための正規表現検索が可能

・CSVインポート
各モールのCSVデータを元に商品データを登録・更新、CSVファイルで一括で在庫数更新

・商品情報取込み 
画面上から商品データの取込み

・商品販売ページへのリンク
商品情報一覧で任意の商品を選択し、その商品を販売している商品ページを簡単に開くことが可能

・在庫情報一覧
在庫管理に登録された商品の在庫数を管理。登録されたデータ全てが表示されるため、在庫を簡単に把握することが可能

・商品の検索
在庫情報一覧にて商品の検索が可能。簡易検索、完全一致検索、また、複雑な検索を行うための正規表現検索が可能

・CSVエクスポート
在庫情報のデータエクスポートが可能

・在庫反映時刻表示
各モールに対し、在庫反映のリクエストを行った実際の時刻をリアルタイムに表示

・複数人作業時のデータ連動
複数ユーザーでらくらく在庫を同時操作している場合に、いずれかのユーザーがデータ更新を行うと、他ユーザーの画面においてもリアルタイムにその情報が更新

・直近の在庫反映内容を確認  
抽出フィルター機能で直近で在庫反映したデータの確認が可能

・商品、モール単位での在庫連動設定が可能

在庫情報

・在庫切れ一覧
在庫数が0件の商品を一覧表示

・在庫少一覧
モールごとに在庫数が指定数以下の商品一覧を表示

・マイナス在庫一覧
更新間隔タイミングなどによりマイナス在庫となった商品の一覧を表示

・在庫少メール通知
設定された在庫少設定を下回った場合にメールで通知。通知先メールアドレスは複数設定も可能

レポート機能

・販売ランキング
期間を指定して販売数が多い商品をグラフで表示

・商品在庫推移
商品と期間を指定して在庫推移をグラフで表示

ログ表示機能

・操作ログ
期間を指定して、在庫操作の内容を日時、ユーザ単位で確認

・販売ログ
期間を指定して、販売内容(日時、モール名、商品番号、販売数)を確認

・反映ログ
期間を指定して、各モール対しどのような内容(商品番号、在庫数)で反映したかを確認

モールごとの設定

・在庫反映間隔設定
3分~20分まで1分単位で更新時間を設定

・在庫比率設定
モールごとに商品の在庫数に対する比率で在庫数を設定

・在庫少設定
モールごとに、在庫が指定数を下回った場合のアラートを行う閾値を設定

・モール単位での動作設定
モールごとに在庫連動の開始、停止が可能

・在庫切れ商品時短反映
在庫数が0件の商品を最短1分で該当モールに反映

オプション機能(別途申し込みが必要)

・セット在庫管理機能
設定された商品に対し、セット組を設定することで、単品販売しつつ、セットでも在庫管理が可能。セットのためだけに別途在庫を確保する必要なし。1セットにつき子商品50個まで指定可能

・別品番ひもづけ機能
モールによっては商品番号の再設定に商品を作り直す必要あるが、別品番ひもづけ機能を利用することでモール上の商品番号はそのままで在庫連動が可能

・ヤフオク! 対応機能
ヤフオク!で落札された在庫数を他店舗に連動。※各モールで増減された在庫数をヤフオク!へ反映させる機能はありません。

・在庫ログ機能
毎日、指定した時間の在庫のログを取得して保存できる機能。 CSVエクスポートすることで集計や分析、棚卸に利用するなど幅広い用途に対応。保存期間は用途に応じて選択可能

・FBAマルチチャネル連携
FBAマルチチャネルを利用中の場合、らくらく在庫と在庫連動が可能

*オプション機能の価格・料金は、下記にあるらくらく在庫の価格・料金プランの章を参照してください。

FBAマルチチャネル:自社サイトや他のショッピングモールなど、Amazon以外の販路で販売する商品の出荷・配送業務をAmazonが代行するサービス。

らくらく在庫の対応モール・カート

らくらく在庫に対応するモールらくらく在庫は以下の22のモール・カートに対応しています(2021年6月現在)。

現在、下記以外でも対応していないモール・カートにも連携できる場合もあるので、気軽に相談しましょう。

対応モール

楽天市場 楽天ペイ対応。申込み時に楽天APIの利用設定の必要あり
amazon 「大口出品(プロマーチャント)」を利用している事が必須条件
Yahoo!ショッピング Yahoo!API の利用申請(無料)をする必要あり
au Wowma! 一括出品CSVオプション(有料)への申し込みが必要
Qoo10(Gマーケット)  
Qoo10.com(グローバル)  
ポンパレモール(リクルート) FTPアカウントの申請ならびに取得が必要
Kaago 契約オプション:KaagoAPI(参照・更新)プランの申し込みが必要
SHOPLIST.com  
ヤマダモール  らくらく在庫ご利用中の店舗または、導入御検討中の店舗に限り、通常10,000円のヤマダモール月額出店料を6か月間無料
台湾楽天市場  

 

対応ショッピングカート

EC-CUBE 「EC-CUBEモジュール」の組み込みが必要
Eストアーショップサーブ  
FutureShop2  
W2(w2Commerce) w2Commerce側にFTPでアップされた在庫情報を取込む機能が必要
CS-Cart らくらく在庫連携アドオン」のインストールが必要
MakeShop(価格.comプラン対応済み) 在庫連動にはAPI利用の為のご契約が別途必要
カラーミーショップ  
Bカート  
Zen Cart  
ダヴィンチ・カート  
Welcart  
shopify  

 

その他

ヤフオク!(オプション機能) ヤフオク!で落札された在庫数を他店舗に連動。別途オプション機能として、申し込みが必要

 

らくらく在庫の推奨環境

ブラウザ Chrome、FireFox、Edge ※データ量が多い場合は、FireFoxを利用
CPU インテルR Core i5以上
メモリ 8GB以上
ディスプレイ 1980×1080以上

らくらく在庫の使い方やマニュアル

らくらく在庫の使い方は、公式サイトのマニュアルページを見てください。


不明点や問題などがある場合は、フリーダイヤルに電話もしくは専用フォームから問い合わせをすれば、担当者が答えてくれます。

らくらく在庫の価格・料金プラン【詳細・お得な割り引き・オプション・無料トライアル】

らくらく在庫の価格プランらくらく在庫は、商品数に合わせて以下の5つのプランから選択できます。

  プラン500 プラン1000 プラン5000 プラン10000 プラン20000
初期費用 30,000円×店舗数
2021年7月31日までキャンペーンで0円
月額費用 3,000円×店舗数 4,000円×店舗数 5,000円×店舗数 7,000円×店舗数 10,000円×店舗数
商品登録数(商品数はSKU数) 500商品 1,000商品 5,000商品 10,000商品 20,000商品
複数人編集 ⭕️ ⭕️ ⭕️ ⭕️ ⭕️
サポート(電話/メール/Web) ⭕️ ⭕️ ⭕️ ⭕️ ⭕️

※2021年6月時点。表示価格は税抜表記です。

年間一括払いプラン

らくらく在庫は、年間一括払いで、1年間利用すると10ヶ月分の料金でOK=2ヶ月分が実質無料になるお得なプランを用意しています。

具体的には、プラン5000 3店舗利用の場合

通常 15,000円 × 12ヶ月 = 180,000円

年払い 15,000円 × 10ヶ月 = 150,000円

年間30,000円お得!

※表示価格は税抜き表示です。
※契約期間中、プランダウン・店舗削除による差額の払い戻しはできません。
※契約期間中、プランアップ・店舗追加が合った場合は、差額の金額を算出し、請求されます。

メガプラン

らくらく在庫に、使えば使うほどお得になる!多店舗×多商品向けメガプランも登場しました。

初期費用 0円
月額料金 55,000円
商品登録数(商品SKU数) 30,000商品まで
店舗数 10店舗まで
サポート(電話/メール/Web) ⭕️

 

また、長期契約でさらにお得になります。

通常月額55,000円

1年契約→月額53,000円(年636,000円)

1年間で、24,000円お得!

2年契約→月額50,000円(年600,000円)

2年間で、120,000円もお得!

※表示価格は税抜表記です。

オプション機能の価格一覧(要別途申し込み)

セット販売機能 初期費用0円、月額費用 4,000円(税別)
店舗数・商品数によって費用は変動しません。
別品番ひもづけ機能 初期費用0円、月額費用 4,000円(税別)
店舗数・商品数によって費用は変動しません。
FBAマルチチャネル連携機能 月額費用 1店舗 2,000円(税別)
楽天市場店 API更新機能 初期費用30,000円(税別) → 2021年7月31日までキャンペーンで0円
初期費用のみ、月額費用はかかりません。
Yahoo!ショッピング店 API機能 初期費用30,000円(税別) → 2021年7月31日までキャンペーンで0円
初期費用のみ、月額費用はかかりません。
ヤフオク! 対応機能 月額費用 3,000円(税別)
店舗数・商品数によって費用は変動しません。
在庫ログ機能(毎日、指定した時間の在庫のログを取得して保存できる機能) 7日間・無料/93日間(約3ヵ月)・ 3,000円(税別)/186日間(約6ヵ月)・5,000円(税別)/ 372日間(約12ヵ月)・7,000円(税別)

 

30日間の無料トライアル

らくらく在庫は、30日間の無料トライアルを用意しています。

申し込みは、公式サイトの無料トライアル申込フォームから。

トライアル期間の満了一週間ほど前に本契約申し込みの確認があります。本契約申し込みを行わない場合は、費用は発生しないので、導入前に不安だなという方は、ぜひトライアルしてみましょう。

らくらく在庫の評判

らくらく在庫の評判在庫管理ツールを導入する際に気になるのが、実際使った人の口コミや感想などの評判です。

レビューサイトに掲載されているらくらく在庫の評判を調べてみたところ…。

らくらく在庫はまだ比較的新しいサービスのためか、2021年6月時点ではレビューサイトでの掲載はありませんでした。

そこで、実際に導入した企業のコメントをピックアップしました。

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ネットショップ運営

導入するにあたり設定や登録など不安でしたが、サポートが丁寧に教えてくれたこともありスムーズに導入することができました。

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ネットショップ運営

在庫の変更のために各モールの管理画面に入るため、かなり時間をかけていましたが、らくらく在庫を導入してからは、一瞬で終わります。1つのモールで売れれば、他のモールの在庫数も減るので、全てのモールで「在庫を減らす」という作業がなくなりました


らくらく在庫の注意点・デメリット

・らくらく在庫で管理するのは、理論在庫=入出庫情報による帳簿上・システム上での在庫記録をもとにした数字上でのデータ在庫なので、実在庫=店舗や倉庫、工場などで商品を実際に人の目で見て数えた在庫の管理は別に行う必要がある

・実在庫と理論在庫の数が合えば、問題なく倉庫内で在庫の管理が行われていることになるが、実際の現場では実在庫と理論在庫の差異=棚卸差異が起こることがある

・モール、店舗の管理画面から在庫数を変更したり、商品コードが合っていなかったりすると、らくらく在庫と店舗の在庫数が合わなくなることがある

・システムの扱いが苦手な場合、初期設定や商品情報登録やモールごとの設定などのハードルが高いと感じる場合

・書品登録数は最大30,000商品までと制約がある(2021年6月時点)

次の項では、人力や手間もかからず、遠隔管理も可能なIoT機器について詳しく解説していきます。

IoT機器は、在庫管理の有効な解決策に

らくらく在庫のIoT

在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。

新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み

IoT(Internet of Things)

IoT=「モノのインターネット化」

IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。

このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。

デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。

また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。

次の章では置くだけで在庫の見える化が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。

実在庫管理の手間や棚卸差異を防ぐ!スマートマットクラウド

らくらく在庫とスマートマットクラウド

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。

あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。

さまざまな自動発注に対応

お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です。

在庫圧縮を促進

推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します

置く場所を選びません

スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。

詳しく見る

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