在庫管理術

ニンベンの付いた自働化【自働化と自動化の違い・メリット・IoTを使った在庫管理の自動化】

ニンベンの付いた自働化とは
目次

ニンベンの付いた自働化とは

製造業におけるムダをなくし、生産効率を高める「トヨタ生産方式」の基本思想の2つの柱が、ニンベンの付いた「自働化」と「ジャスト・イン・タイム」です。

具体的に意味をわかりやく解説すると、

自動化とは-1

●自働化
異常が発生したら機械がただちに停止して、不良品を造らないという考え方。

●ジャスト・イン・タイム
各工程が必要なものだけを、流れるように停滞なく生産する考え方。

トヨタ生産方式は、この2つの考え方を柱として確立されました。

トヨタ生産方式の2本の柱

この記事では、ニンベンの付いた自働化と自動化の違いやメリットなどをわかりやすく解説。

また、製造業の自働化をサポートするIoTソリューションを使った在庫管理についてもご紹介!

*ジャストインタイムの詳細は、【図解】ジャストインタイム(JIT)【意味・歴史・考え方と三原則・目的・事例・デメリット・在庫を適正化しコスト削減するIoT】の記事を参照。

*製造業におけるムダに関する詳細は以下の記事を参照。

7つのムダ【トヨタ生産方式に学ぶ在庫管理・工程管理のムダ取り事例】

業務効率化に必要な3M(ムリ・ムダ・ムラ)削減【メリット・発生原因・具体例のトヨタ式カイゼン・進め方・製造業の改善事例】

カイゼンとは【改善との違い・事例のトヨタ式カイゼン・5Sや3Mとの関係・7つのムダを見える化するIoT】

在庫管理・発注を自動化する

 

ニンベンの付いた自働化と自動化の違い

一般的に「ジドウカ」という言葉には、「自動化」と「自働化」という2種類があります。

すでにお話したように、ニンベンの付いた自働化は、トヨタ生産方式で使われる言葉ですが、両者の違いを簡単にまとめると以下のようになります。

ニンベンの付いた自働化と自動化の違い

自動化

人の作業を機械に置き換えること。

安定した品質で大量生産が可能ですが、機械の不具合や製品の不良を見つけることは機械ではできません。異常があっても機械は動き続けるため、不良品が量産されてしまうことに。

異常や不具合を発見する人材が必要になります。

自働化

単純な作業だけでなく、異常や不具合を発見する人の働きまでを機械に置き換えること。

機械の異常やラインや工程の異常、品質の異常を発見した場合に、検知して自動的に機械が停止することが可能です。

*トヨタ生産方式におけるニンベンの付いた自働化の概念と仕組みはこちらのページを参照。

ニンベンの付いた自働化のメリット

自働化することの大きなメリットには以下のようなことが挙げられます。

ニンベンの付いた自働化のメリット

省人化・人件費の削減

異常が発生するとそのことを検知して自動的に機械が停止してくれるため、異常を発見するための人材が不要。

省人化・人件費の削減につながります。また、監視にあてていた人材を、新製品開発など、より付加価値の高い業務に配置することも可能に。

問題の見える化

生産ラインの異常を検知すると生産ラインを止めて原因を究明することが可能。

問題が見える化されるため、早期解決や再発防止につながります。

このように自働化を行うことで様々なムダを省き、効率化、生産性の向上につながっていきます。

詳しく見る

在庫の異常を検知し、自働化を実現する「スマートマットクラウド」

自動化のスマートマットクラウドのイメージ

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。

あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。

これまで人が行なっていた発注作業を機械に置き換え、欠品などの異常検知をメールで通知することで、自働化を実現。

遠隔からリアルタイムに在庫の状況や欠品などの異常を把握できるため、省人化につながります。

さまざまな自動発注に対応

お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です。

在庫圧縮を促進

推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します。

置く場所を選びません

スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能

API・CSVでのシステム連携実績も多数

自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。

リアルタイム実在庫のデータを収集、分析、遠隔管理が可能

スマートマットクラウドはリアルタイム実在庫のデータを収集、分析、遠隔で管理。工場内の自動化、スマートファクトリー化をサポートするIoTソリューションです。IoTで現場のモノの動きを捉え在庫管理を自動化、その上で工程内のモノの流れを分析し問題を見える化します。さらにリアルタイム実在庫データを武器に工程を跨ぐ流れの澱みを特定しDX、現場力の向上に寄与します。


在庫置場に出向くことなくリアルタイムで管理画面から部品と仕掛品の在庫数を確認できます。在庫確認や補充タイミング把握のため、倉庫や工場内を走り回る必要はもうありません。
需要にあった供給を実現
スマートマットクラウドは生産工程の進捗状況も可視化。
後工程からひとつ前の工程に、必要な部品を、必要なタイミングで、いくつ必要かを自動で伝えることで、製造業の生産プロセスに潜むさまざまな課題を解消します。

◆特徴

  • 遠隔で在庫を一元管理:倉庫や各拠点の在庫を管理画面で一元管理
  • 需要に見合った供給を実現:ひとつ前の工程に伝え、過不足なく生産できる
  • 生産効率を最大化:リアルタイムかつ自動で伝え、ムダがない

 

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