在庫管理術
欠品【デメリット・品切れとの違い・原因・対処法・欠品を防ぐ方法とIoT導入成功事例】

欠品とは【どういう意味?】
欠品(けっぴん)とは、顧客が発注した商品の注文数に対して、現物の数量が不足している、在庫数が足りないことです。
英語では、「stockout」や「out of stock」と訳されます。
日常生活においても、スーパーやコンビニなどで本来商品が陳列されている棚に「ただ今、欠品中」というお知らせを見かけ、お目当の商品が購入できなかったという経験をお持ちではないでしょうか。
欠品は、買いたいと思っている人が買えない、せっかくの販売機会を失ってしまうという状態を招いてしまいます。
この記事では、欠品のデメリット、品切れとの違い、原因、お詫びなどの対処法、欠品を防ぐ方法をわかりやすく解説していきます。
また、欠品を防ぐために欠かせない在庫管理・発注を効率化する今、話題のIoT、欠品防止に成功した導入事例もご紹介!
欠品が引き起こすデメリット
では、欠品が発生すると具体的にどのようなデメリットや実害があるのか見ていきましょう。
主に危惧されるのは以下の通りです。
販売機会の損失
お目当の商品を購入しようとせっかく訪れた顧客に対して、販売ができません。
顧客満足度の低下
買いたい商品がこの店にはない、品揃えが悪いというイメージは満足度を大いに下げ、クレームにつながることも。
過剰在庫に陥る
欠品を起こしていけないという気持ちから、ついつい多めに発注。本来の販売予想数を上回る数を発注し、過剰在庫に。
在庫管理・発注担当者の精神的ストレス増
「欠品が起きたらどうしよう」「責任を問われるかも」という大きな精神的ストレスに。
このように欠品はさまざまな悪影響を招きます。
売れるはずだった商品の利益が得られないという状況が続くと、売り上げにも影響を及ぼし、経営にも大きな影を落としかねません。
欠品と品切れの違い
欠品と大変良く似た言葉に品切れがあります。この2つの言葉に違いはあるのでしょうか?
欠品は、すでにご紹介した通り、顧客が発注した商品の注文数に対して、現物の数量が不足している、在庫数が足りないことです。
一方、品切れは、商品がすっかり売れて在庫がなくなることを指します。
どちらも、店頭に商品を並べることができない状態を表すため、ほぼ同じ意味合いとして使用されることが多いようです。
ただ、欠品と品切れの違いとしては、
欠品=商品在庫がなく注文に応じることができない状態のこと。ただし、その店舗には在庫がなくても、別の店舗や倉庫などにはまだ在庫があることも。
品切れ=商品がすっかり売れて在庫がなくなること。別の店舗や倉庫などにも在庫がなく、メーカーの追加販売や再販売を待つ状態。
欠品の原因や理由
では、そもそも欠品はどうして発生してしまうのでしょうか。主な欠品の理由として現場からは以下のようなものが挙げられています。
欠品が起きた時の対処法
欠品が発生してしまった場合には以下のような迅速な対応が必要です。
-
- 発注する
- 別の店舗や倉庫に商品があるか確認し、手配する
- お詫びする
とにかく、可能な限り、誠実にスピーディーに対処することが重要です。
お詫びに関しては、その場で謝るだけではなく、場合によってはメールや電話、ハガキや手紙で陳謝の上、商品が揃う具体的な日時を伝えることも必要です。
欠品を防ぐ方法とIoT
欠品を防ぎ、顧客の販売ニーズに的確に応えるためには以下のようことが必要です。
- 正確な在庫管理
- 正確な発注
- 正確な需要予測
この3つを正確かつ効率に行い、欠品を防止する最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
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