在庫管理術
理論在庫|理論在庫とは?実在庫と乖離しやすい原因と対策

理論在庫とは【意味・求め方】
理論在庫とは仕入れ伝票や売上報告書などをもとにして記録された入出庫情報による帳簿上・システム上での在庫のこと。
「帳簿在庫」や「伝票在庫」と呼ばれることもあります。
わかりやすく言うと、記録をもとにした数字上でのデータ在庫のことをいい、受注・入荷・保管・移動・出荷・返品など、データや伝票で処理された入出荷情報をもとに計算される(求められる)在庫数量のことです。
この記事では、理論在庫の求め方、実在庫との違い、棚卸差異との関係、棚卸差異を軽減する話題のIoT機器についてわかりやすく解説していきます。
理論在庫と実在庫の違いと棚卸差異
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- 理論在庫=入出庫情報による帳簿上・システム上での在庫記録をもとにした数字上でのデータ在庫のこと
- 実在庫=店舗や倉庫、工場などで商品を実際に人の目で見て数えた在庫のこと
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実在庫と理論在庫の差異=棚卸差異
- 理論在庫=入出庫情報による帳簿上・システム上での在庫記録をもとにした数字上でのデータ在庫のこと
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実在庫と理論在庫の数が合えば、問題なく倉庫内で在庫の管理が行われていることになりますが、実際の現場では実在庫と理論在庫の差異=棚卸差異が起こることが多々あります。
棚卸差異が生じると、過剰在庫や欠品の原因になるため、どこに原因があるのかをその都度チェックしなければならず、多くの時間と労力を費やすことになってしまいます。
理論在庫と実在庫の差異(棚卸差異)が起こる原因と影響
手書きや入力ミス、読み間違いや伝票の処理がリアルタイムにデータに反映されていない=在庫状況が把握できていないことで起こる仕入れミス…など棚卸差異が起こる原因はさまざまです(詳細は棚卸差異の記事・棚卸差異の原因を参照)。
そして、棚卸差異率の許容範囲は一般的に5%まで、理想は2%以下とされています。棚卸差異の許容範囲10%を超えると以下のようなデメリットが発生します。
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- 過剰在庫になり、キャッシュフロー、資金繰りが悪化
- 顧客満足度の低下
- 原因解明のための労力やコスト増
理論在庫と実在庫の差異(棚卸差異)を軽減!スマートマットクラウド
スマートマットクラウドは、株式会社スマートショッピングが運用するIoT機器スマートマットを利用した在庫管理・発注自動化サービスです。
今までありそうでなかったスマートマットが重さで在庫を検知するというシンプルな仕組みを利用して、残量/残数をスマートマットクラウドに保存。
タグやバーコードの貼り付け・読み取りなどの作業負担もなく、管理画面から実在庫の自動記録、確認ができます。
また、現場への導入に向けては、専門のカスタマー・サクセス担当が、お客様を厚くサポートします。
オフィスのコピー用紙、倉庫や工場の小さなネジ類、 冷蔵庫の見えない食材、遠方のお客様先に設置した自社製品など、業種・品目を問わず幅広い場面に対応。CSVやAPIを利用し、生産・在庫管理・購買システムとの連携も可能です。
スマートマットクラウドの主な機能と特徴は以下の通りです。
機能 | スマートマットクラウド |
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計測最大重量 | A3サイズ:100kgまで/A4サイズ:30kgまで/A5サイズ:5kgまで |
マルチマット | 複数台による計測可 |
在庫管理 | 可能 |
棚卸 | 可能 |
接続方法 | Wi-Fiで接続 |
海外での利用 | 可能な地域あり |
冷凍室での利用 | 可能 |
発注方法 | メール、FAX、インフォマート、メディコード |
発注方式 | 不定期定量発注と定期不定量発注の2種類 |
在庫量の遠隔監視 | 可能 |
アラート機能 | 在庫が少なくなったタイミングでのメール通知 |
※2021年7月現在の情報です。
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