在庫管理術
工場に適用される補助金【目的・種類・条件などの公募要綱と補助金活用事例】
この記事では、製造業の工場が活用できる補助金について、おすすめの補助金の種類、補助を受ける条件をわかりやすく解説していきます。
工場や倉庫に適用される補助金とは【目的】
補助金とは、幅広い分野や業種向けに用意されています。補助金の目的は国や自治体のさまざまな政策目標を達成することにあり、政策に沿った事業主の取り組みをサポートするため国や地方自治体の資金の一部を給付するというものです。
補助金は融資とは異なり、原則として返済は不要ですが、誰でももらえるものではなく、基準や金額などは事前の審査と事後の検査によって決定します。自社の業種や事業に適した補助金を探し、補助要件を調べることが大切です。

工場や倉庫に適用される補助金の種類や対象・条件
工場や倉庫に適用される4つの補助金をご紹介します。
.png?width=680&height=370&name=subsidy%20for%20Factory%20(1).png)
① デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)
デジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)は、中小企業・小規模事業者が自社の課題解決やAI活用による省人化・DX推進のために必要なITツールの導入を国が支援する補助金です。
2026年も引き続きインボイス制度への対応枠を含む5つの枠が設定されています。
- 通常枠
- インボイス枠(インボイス対応類型)
- インボイス枠(電子取引類型)
- セキュリティ対策推進枠
- 複数者連携デジタル化・AI導入枠
デジタル化・AI導入補助金2026公式HP「デジタル化・AI導入補助金のしくみ」
関連記事はこちら>>デジタル化・AI導入補助金
② ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)
ものづくり補助金とは、中小企業・小規模事業者等がサービスの開発や、デジタル技術を活用した生産プロセス改善のための設備投資等を国が支援する補助金です。
物価高や人手不足・賃上げ・インボイス導入を含み、今後も施行されるであろう制度変革に対応する中小企業・小規模事業者等が支援の対象です。2026年の最新公募として第23次公募(申請締切2026年5月8日)が進行中です。第24次公募以降のスケジュールは公式サイトで随時ご確認ください※1。
※1:「ものづくり補助事業公式HP」より(2026年3月現在)
2026年(第23次公募)の申請枠と補助内容は以下のとおりです。
| 枠 | 概要 | 補助上限額 | 補助率 | |
| 製品・サービス高付加価値化枠 | 通常類型 | 革新的な製品・サービス開発のために必要な設備・システム投資を支援 | 100万円〜2,500万円(大幅な賃上げ特例適用時:最大3,500万円) | 中小企業:1/2、 小規模・再生事業者等・最低賃金引上特例適用者:2/3 |
| 成長分野進出類型 | DXまたはGX(脱炭素・グリーン成長)に資する革新的な製品・サービス開発への設備・システム投資を支援 | 100万円〜3,000万円(大幅な賃上げ特例適用時:最大4,000万円) | 中小企業:2/3、 小規模・再生事業者等:2/3 | |
| グローバル枠 | 海外事業の実施が前提。国内の生産性を高める設備・システムへの投資を支援 | 100万円〜3,000万円・従業員数によらず一律(大幅な賃上げ特例適用時:最大4,000万円) | 中小企業:1/2、 小規模:2/3 |
|
③ 中小企業省力化投資補助金
中小企業省力化投資補助金は、人手不足に悩む中小企業・小規模事業者がIoT・ロボット・自動化設備などを導入することで、生産性向上と賃上げの実現を後押しする補助金です。※2025年、第19次公募より「ものづくり補助金」の省力化(オーダーメイド)枠から独立
製造業の工場でも積極的に活用されており、複合加工機の導入や自動搬送装置・AI検査装置など幅広い設備が対象となります。補助の種類は「カタログ注文型」と「一般型」の2種類があります。
| 種類 | 概要 | 補助上限額 | 補助率 |
| カタログ注文型 | 登録済みカタログから省力化製品(ロボット・自動搬送装置等)を選んで導入。審査がスピーディ | 従業員数に応じて変動(2026年3月19日制度改定により小規模事業者の上限が大幅拡充) | 1/2(小規模事業者等は特例あり) |
| 一般型 | 自社の生産現場に合わせたオーダーメイド設備・システム構築を支援。旧「ものづくり補助金 省力化(オーダーメイド)枠」の後継 | 最大8,000万円(大幅な賃上げ特例適用時:最大1億円) | 1/2(小規模事業者・再生事業者等は2/3) |
なお、本補助金は2026年3月19日に制度が改定されており、補助上限額の変更・申請要件の追加などが行われています。最新の条件は公式サイトをご確認ください。
④ 小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が自社の経営を見直し、自らが持続的な経営に向けた経営計画を作成した上で行う販路開拓や生産性向上の取り組みを支援する制度です。
2026年の申請類型は以下の4類型です。
| 類型 | 概要 |
|
通常枠 |
小規模事業者自らが作成した経営計画に基づき、商工会・商工会議所の支援を受けながら行う販路開拓等の取り組みを支援。インボイス特例・賃金引上げ特例あり |
| 創業型 | 創業後1年以内の小規模事業者による販路開拓の取り組みを支援 |
| 共同・協業型 | 複数の小規模事業者が連携して行う販路開拓や生産性向上の取り組みを支援 |
| ビジネスコミュニティ型 | 地域や業種を超えたビジネスコミュニティによる取り組みを支援 |
補助上限:50万円(特例活用時は最大250万円) 補助率:2/3(賃金引上げ特例活用事業者のうち赤字事業者については3/4)
以下に該当する法人、個人事業、特定非営利活動法人が対象です。
| 業種 | 従業員規模 |
| 商業・サービス業(宿泊業・娯楽業除く) | 常時使用※2する従業員の数 5人以下 |
| 宿泊業・娯楽業 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
| 製造業その他 | 常時使用する従業員の数 20人以下 |
※2:常時使用する従業員には、会社役員や個人事業主本人、一定条件を満たすパートタイム労働者は含みません。
参照:「小規模事業者持続化補助金」HP 第19回公募要領(2026年)
デジタル化・AI導入補助金対象ツールの在庫管理システム「スマートマットクラウド」とは?

当社の在庫管理システム「スマートマットクラウド」は2021年からデジタル化・AI導入補助金(旧:IT導入補助金)対象のITツールとして認定。また当社、株式会社エスマットは「デジタル化・AI導入補助金2026」のIT導入支援事業者として採択されています。
デジタル化・AI導入補助金は オンラインで申請でき、IT導入支援事業者のサポートを受けながら進められるため、補助金申請が初めての方でも取り組みやすい補助金です。
これまでデジタル化・AI導入補助金を活用して、製造業、医療機関、宿泊・ホテル業、不動産業をはじめ、幅広い業種の事業者様にスマートマットクラウドを導入いただきました。
今までは導入費用がネックとなり、在庫管理や発注の自動化が進められなかった事業所のみなさま、ぜひデジタル化・AI導入補助金を活用し、導入を検討されることをおすすめします。
工程内の業務を見える化する「スマートマットクラウド」
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に在庫管理の自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
●さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です。
●在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します。
●置く場所を選びません
スマートマットはサイズ展開豊富。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
●API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。
●生産工程の進捗状況を可視化
スマートマットクラウドは生産工程の進捗状況も可視化します。
後工程からひとつ前の工程に、必要な部品を、必要なタイミングで、いくつ必要かを自動で伝えることで、製造業の生産プロセスに潜むさまざまな課題を解消します。
◆特徴
- 遠隔で在庫を一元管理:倉庫や各拠点の在庫を管理画面で一元管理
- 需要に見合った供給を実現:ひとつ前の工程に伝え、過不足なく生産できる
- 生産効率を最大化:リアルタイムかつ自動で伝え、ムダがない
デジタル化・AI導入補助金で「スマートマットクラウド」を工場に導入した事例












