在庫管理術

期首棚卸高【期末棚卸高との違い・売上原価の計算・期末棚卸高との差額や不一致・勘定科目と仕訳】

期首棚卸高とは

期首棚卸高とは

期首棚卸高(読み方:きしゅたなおろしだか)とは、期首の時点において、資産として前期から繰り越され、在庫として残っている商品や製品などの在庫金額のことです。

わかりやすく簡単に言うと、棚卸資産として前期から繰り越され、在庫として売れ残っている商品や製品のことを表します。

期首棚卸高

この記事では、難しいイメージのある期首棚卸高について、期末棚卸高との違い・売上原価の計算・期末棚卸高との差額や不一致・勘定科目と仕訳までわかりやすく解説していきます。

また、期首棚卸高に欠かせない棚卸を正確に行うIoT機器についてもあわせてご紹介!

*期首:会計年度の開始日のこと。会計年度が4月1日から始まり、翌年3月31日で終わる場合は、4月1日が期首となります。

期末棚卸高との違い

期首棚卸高と似た言葉に、期末棚卸高があります。まずは、それぞれの意味と違いを説明していきます。

  • 期首棚卸高

    期首(会計年度の開始日)にあった商品・製品の総額のこと。

  • 期末棚卸高

    期末(会計年度末)にあった商品・製品の総額のこと。

期首とは、すでに説明したように、会計期間の最初の時点をいい、期末とは会計期間の最後の時点をいいます。

3月決算の会社(4月1日〜翌年の3月31日までを会計期間とする会社)を例にすると…。

・会計期間の最初の日にあたる4月1日が期首
・会計期間の最後の日にあたる3月31日が期末

となります。会計期間の最後の日にあたる3月31日は決算日とも言います。

売上原価の計算に必須!期首棚卸高と期末棚卸高【わからないでは済まされない】

企業の経営にとって重要な売上総利益は、売上高から売上原価を差し引くことで計算できます。

そして、売上原価を計算するために必要になるのが、期首棚卸高と期末棚卸高です。

売上原価の計算式は以下の通り。

売上原価の計算式

売上原価=期首棚卸高+仕入高-期末棚卸高

つまり、期首にあった在庫に仕入高を足して、期末の在庫を引くことで、その期の売上原価を算出することができるということです。

*仕入高:仕入れに掛かった費用

期首棚卸高と期末棚卸高との差額・不一致

期首棚卸高は、当期首の商品棚卸高であると同時に、前期末の商品棚卸高でもある、つまり、期首棚卸高は、期末商品棚卸高と一致しています。

期首棚卸高と期末棚卸高

この状態から、仕入や返品などを会計期間中に行っていくと、最終的に期首棚卸高と期末棚卸高には差額が生じ、不一致という状態が生じます。

どれくらい差額が生じているかをしっかり把握し、売上原価を正確に計算するためにも会計期間の区切り(年度末など)に正確な棚卸行うことが重要です。

期首棚卸高の勘定科目・仕訳

お金や物の流れを記録するために行う簿記において、取り引きは資産、負債、純資産、費用、収益の5つのグループに分けられ、これらをさらに細かく分類したものを「勘定科目」と呼びます。

簿記上の取り引きでは、すべての勘定科目が「借方(かりかた)」と「貸方(かしかた)」に分けられます。

取り引きの要素を借方と貸方に分類し、帳簿や仕訳帳に記載することを「仕訳」といいます。

そして、期首棚卸高の勘定項目と仕訳は以下のようになります。

勘定科目名 期首棚卸高
表示される場所 売上原価
計上時期 期首に繰り越した時

 

仕訳例

期末において、期首商品1,300,000円、期末商品1,600,000円を振り替えた場合。
期首商品棚卸高

期首商品棚卸高                ¥1,300,000 商品                              ¥1,300,000
商品                               ¥1,600,000 期末商品棚卸高               ¥1,600,000

 

期首棚卸高に欠かせない棚卸を正確に行うIoT

期首棚卸高のIoT

在庫不足は売上の減少に、過剰在庫は倉庫スペースの圧迫や在庫ロスに繋がるため、在庫管理は必要不可欠な業務です。

新型コロナウイルス人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理を行うことができるかが重要となります。

そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み

IoT(Internet of Things)

IoT=「モノのインターネット化」

IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。

このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。

デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。

また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。

次の章では置くだけで在庫の見える化が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。

スマートマットクラウドで在庫管理・発注を自動化

期首棚卸高のスマートマットクラウド

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、在庫管理・発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。

あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。

タグやバーコードの貼り付け・読み取りなどの作業負担もなく、管理画面から実在庫の自動記録や、確認ができます。

さまざまな自動発注に対応

お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です

在庫圧縮を促進

推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します

置く場所を選びません

スマートマットはA3サイズ〜A5サイズまでの3サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。

 API・CSVでのシステム連携実績も多数

自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。

 

棚卸の労力を大幅に削減!スマートマットクラウド導入事例

▼部品管理(名古屋ボデー株式会社

nagoyabody01-min

約1万点の部品の在庫管理と棚卸を行うため、毎月1度、人力で行なっていた棚卸には、3人がかりで丸2日間もかかっていた。スマートマットクラウド導入後は、作業時間も約半分に削減。

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