在庫管理術

医療用医薬品バーコード GS1とは【法改正と表示義務化、目的とメリット、医療医薬品管理を効率化するIoT】

医療用医薬品バーコード GS1とは

そもそもGS1とは?

GS1(読み方:ジーエスワン)とは、商品識別コード、バーコードなどの標準化を⾏う国際的な流通標準化推進組織のことです。

GS1の本部はベルギーのブリュッセルにあり、現在GS1には世界110以上の国・地域が加盟。日本では、GS1 Japanという名称で活動しています。

そして、GS1は、一般の商材だけではなく、医療の分野でも世界的に活⽤が進んでおり、偽造品防⽌や物流の効率化などを⽬的として、世界で医療⽤医薬品・医療機器などにGS1標準バーコードが取り⼊れられています。

この記事では、医療用医薬品バーコード GS1とは?法改正と表示義務化、目的とメリットなどをわかりやすく解説していきます。

また、病院・医療・薬局の在庫管理・発注を自動化するソリューションとして今、話題の今、話題のIoT機器についてもご紹介します。

医療用医薬品バーコード GS1とは?

医療用医薬品バーコード GS1とは、医薬品・医療機器などに表示される標準のバーコードのことです。

日本では、世界に先駆けてGS1標準のバーコード表示が進められました。

医薬品バーコードの法改正と表示義務化

厚生労働省が2016年8月発表した「医薬品の新バーコード表示義務化」により、原則、2021年4月までに医療用医薬品のバーコード表示が大きく変わりました。

具体的には、医療用医薬品の包装にバーコードGS1データバーとGS1-128が表示されるようになったのです。

バーコードGS1データバーとGS1-128の使い分け

調剤包装と販売包装では、GS1 Databar(LimitedまたはStacked)を、元梱包ではGS1-128を使用することになりました。

バーコードGS1データバーとGS1-128の使い分け

バーコード表示を行う医療用医薬品対象は

  • 特定生物由来製品

  • 生物由来製品

  • 注射薬

  • 内用薬

  • 外用薬

とし,包装形態の単位を3つに区分し、医療用医薬品の種類と包装形態の単位に応じて、商品コード、有効期限、製造番号または製造記号及び数量のバーコード表示(GS1データバーまたはGS1-128)を以下の表のように求めています。

調剤包装単位(最小の包装)PTPシート、バイアルなど
  商品コード 有効期限 製造番号/製造記号
①特定生物由来製品
②生物由来製品
③注射薬
④内用薬
⑤外用薬
販売包装単位(最小の包装が入った箱)PTPシートを10枚収納した箱など
  商品コード 有効期限 製造番号/製造記号
①特定生物由来製品
②生物由来製品
③注射薬 ◎* ◎*
④内用薬 ◎* ◎*
⑤外用薬 ◎* ◎*
元梱包包装単位(輸送箱)販売包装単位である箱が10箱入った段ボール箱など

  商品コード 有効期限 製造番号/製造記号 数量
①特定生物由来製品
②生物由来製品
③注射薬 ◎* ◎* ◎* ◎*
④内用薬 ◎* ◎* ◎* ◎*
⑤外用薬 ◎* ◎* ◎* ◎*

注意:◎は、必ず表示するもの(必須表示)、○は、必ずしも表示しなくて差し支えないもの(任意表示)

注意:*については、平成33年4月以降(ただし、特段の事情があるものについては平成35年4月以降)に製造販売業者から出荷されるものにバーコード表示

出典:「医療用医薬品へのバーコード表示の実施要項の改正について」(厚生労働省)

医療用医薬品バーコード GS1とGS1-128の分類と種類

医療用医薬品に表示する、GS1バーコードは次の5種類があります。

  • GS1データバー限定型

  • GS1データバー二層型

  • GS1データバー限定型合成シンボル

  • GS1データバー二層型合成シンボル

  • GS1-128

そして、調剤包装単位(最小の包装)と販売包装単位(最小の包装が入った箱)で使用されるバーコードは4種類あります。

商品コード情報のみの「GS1データバー」、商品コード・有効期限・製造番号情報が記載された「GS1データバー合成シンボル」に分類されます。

「二層型」のバーコードは主に印字面積が狭い包装形態に使用されます。

元梱包包装単位(輸送箱)で使用されるバーコードは、商品コード・有効期限・製造番号・数量の情報が記載された「GS1-128」バーコードを使用します。

医療用バーコードリーダー(バーコード読み取り)

調剤包装単位(最小の包装)と販売包装単位(最小の包装が入った箱)で使用されるバーコードは4種類あり、「GS1データバー合成シンボル」はバーコード上部が2次元バーコードになっているため、CCDバーコードリーダーや、レーザーバーコードリーダーでは商品コード情報しか読み取ることができません

4種類のバーコードを完全に読み取るには、GS1データバー合成シンボルに対応した2次元バーコードリーダーを使用する必要があります。

また、元梱包包装単位(輸送箱)で使用される「GS1-128」バーコードを読み取るには、専用のバーコードリーダーが必要になります。

医療用医薬品バーコード GS1の目的とメリット

医薬品・医療機器などに表示されたGS1標準のバーコード、読み取り機(バーコードリーダー)でスキャンして読み取ることで、以下のような多くのメリットが得られます。

医療用医薬品バーコード GS1の目的とメリット

  • 取り間違いや誤使用の防止

  • 医療事故の防止

  • トレーサビリティの確保

    GS1コード標準を使用して、個別パッケージの電子履歴管理を行い偽造薬事故や疑わしい製品のトレースが可能

  • 医療従事者の負担軽減

  • 過剰な医療機器の判別とコスト削減

  • 見える化、精度向上、時短によるサプライチェーンの効率化

*トレーサビリティ:その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのか、を明らかにすること。

*製品のトレース:製品製造における原材料使用実績、製造工程実績、検査実績などを蓄積し、その製品の原材料ロット、工程の処理実績を追跡し、同じ原材料の使用または同じ時期に工程処理された製品の把握をすること。

*サプライチェーン:製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの全体の一連の流れ。

医療用医薬品の管理を効率化するIoT

医療用医薬品バーコード GS1のIoT

新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に在庫管理・自動発注・棚卸を行うことができるかが重要となります。

そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが在庫管理・棚卸・発注の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み

IoT(Internet of Things)

IoT=「モノのインターネット化」

IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、発注管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。

このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。

デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。

また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。

次の章では置くだけで在庫の見える化医薬品標準コード「メディコード」とのデータ連携が可能!今、話題のIoT機器「スマートマットクラウド」をご紹介します。

スマートマットクラウドで在庫管理を自動化

医療用医薬品バーコード GS1のスマートマットクラウド

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、貴院でも簡単に自動化が可能です。

スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。

さまざまな自動発注に対応

「スマートマットクラウド」は、メール・FAXに加え、医薬品やディスポーザブル製品の受発注などに広く使われている標準商品コード「メディコード」を使ったAPI連携により、貴院で現在お取引のある主要ディーラーに対し自動で発注を行うことができます。

スマートマットのサイズは、A6サイズ〜A3サイズまで

  • 倉庫室のラック上

  • 診療エリア備え付けの棚の中

  • 引き出しの中

貴院のスペースや使用状況、導線に合わせた設置が可能です。

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