在庫管理術
SKU【考え方・アイテムとの違い・管理方法・使い方・SKUをサポートするIoT】

SKUとは
SKUとは、英語のstock keeping unitの略で、在庫管理を行う際の最小の品目数を数える単位のことを表します。
同じ商品(製品)でも、入り数=1つの箱(袋)に入っている商品数、デザイン(柄)、サイズ、色などで細分化して分類することで、
例として
3つのデザイン(柄)で3サイズ(S、M、L)を展開する商品のSKUは9となります。
食品やアパレル、化粧品、家電をはじめさまざま物販・小売・物流現場の在庫管理や発注業務において、種類よりもより細かい単位として使用されるのがSKUです。
この記事では、SKUの考え方、アイテムとの違い、管理方法、SKUをサポートするIoT在庫管理についてわかりやすく解説していきます。
SKUの考え方
わかりやすく言うと、SKUはこれ以上同じ種類には分別できないという、考え方です。
近年、消費者のニーズが多様化していくことに伴い、商品はより細分化し、少量多品種の傾向が高まっています。
このような背景から在庫管理もこれまで以上に細分化された管理が必要になり、SKUを使った管理が重要になりました。
SKUとアイテムの違い
アイテムは商品の種類を指します。
一方、SKUは前述の通り、同じ商品でもパッケージの違いやサイズの違いなど、アイテムより細かい(小さい)単位で表したもののことです。
一見、同じような意味合いと勘違いしてしまいがちですが、アイテム数=SKU数ではありません。
SKUの管理方法・使い方
SKUは、各企業が管理しやすくするために設定するものなので、サイズ・カラーを区別せずにSKUを設定するケースもありますが、一般的には以下のような場合は、SKUを区別して管理した方が良いとされています。
- 商品名、ブランド名などが異なる場合
- 商品のタイプと種類が異なる場合(希望小売価格、色、サイズ、原材料、販売数量など)
- 商品の正味量が異なる場合
- パッケージが異なる場合(袋物、箱物、缶詰、瓶詰)
- 販売単位が異なる場合(5個入り、10個入り)
- セット商品で、価格または中身・組み合わせが異なる場合
このように同じ商品(製品)でも、SKU管理では細かい区別が必要になります。アイテムごとではなくSKU単位で管理をすることを、SKU管理もしくは単品管理と言います。
在庫管理とIoT
新型コロナウイルス、人手不足などさまざまな問題に直面している状況下において、いかに効率化して正確に品質管理を行うことができるかが重要となります。そこで注目され、近年続々と各企業で導入されているのが品質管理の自動化であり、その最も有効な方法として以下の2つが大きなキーワードとされています。
企業の営みや産業全体をデジタルの力でよりよくしていく取り組み
● IoT(Internet of Things)
IoT=「モノのインターネット化」
IoT機器を導入することにより、「自動化」や「見える化」が可能になり、棚卸、現場作業の改善、在庫管理、工程管理、品質管理なども効率的に行えるようになります。
このように稼働状況や生産状況、在庫などのデータを分析することで、人力では発見しにくい問題や傾向なども把握できるようになり、生産性の向上やロスタイムの削減につながります。
デジタルテクノロジーを駆使して、企業経営や業務プロセスそのものを根本的に改善していくDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現するためにIoTは欠かせない要素となります。
また、新型コロナウイルス対応などで業務に忙殺されている医療分野や調剤薬局、リモートワークを取り入れたい現場スタッフをサポートすることも大いに期待されています。
SKU管理をサポート!スマートマットクラウド
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。