Q.貴社の事業内容や強みについて教えてください
A.得意分野でもある基幹システムの連携
岩宮さま、古江さま:
弊社は、2009年に前身が発足し、おかげさまで昨年度、創立10周年を迎えることができました。
これまで、ソフトウェア開発、インフラ基盤構築、システム運用など、豊富な実績により、通信をはじめ、金融、公共、法人分野など、さまざまな分野のお客さまから信頼を獲得。
ビッグデータ、ロボティクスなどICTの進化の著しい昨今、IoT、AIの活用とともに、既存のビジネスや社会インフラを大きく変化させるDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現に向けて多彩なご提案、お役立ちのために日々、邁進しております。
基幹システムの連携は我が社の本来の得意分野…これこそが、コロナ渦の今、〝非接触〟というお客さまからの強いニーズに十分お応えできることが大きな強みだと思っています。
Q. スマートマットクラウドをお知りになったきっかけは何だったのでしょう
A.コロナ渦で必要とされていたわかりやすい〝非接触〟ソリューション
岩宮さま、古江さま:
スマートマットクラウドには興味があり、以前に資料請求をしていました。
その後、親会社から「コロナ禍になってなかなか対面販売ができない。でも、会社に出社しなくても良いようにしたいというお客さまからのニーズもある。だからこそ、〝非接触〟というテーマで何か良いソリューションはないか?」という相談がありました。
そこで、スマートマットクラウドを含め、何種類か具体的なソリューションを提案したところ…。
- ・「とても簡単なイメージでお客さまも話せばすぐわかるだろう」
・「在庫を確認するのに人手がいらなくなる=出社しなくても大丈夫」
このような観点から、「ぜひスマートマットクラウドをお客さまにお届けしよう!」ということになり、販売代理店としての業務を開始しました。
Q.現在、スマートマットクラウドをどのように販促されているのでしょうか
A.現場の課題を現場で把握し、きめ細やかな提案をする
岩宮さま、古江さま:
さまざまなお客さまの中から、まずはすぐにご提案が可能なホテル・リネンサービス業界からスタートしています。
リネンサービス業界の在庫管理に関する課題を丁寧にヒアリング、洗い出しを行い、スマートマットクラウドを導入することで、「在庫切れをなくし、配送コストを低減」するといった具体的な解決策をご提案しております。
シーツ、デュべカバー(掛けカバー)、ピローケース(枕カバー)、バスマット、タオル、館内着など管理商材も多種多様なため、現場に足を運び、実際に管理商材の大きさをメジャーで測ったり、ヒアリングを重ねることで、より具体的かつきめ細かいご提案が可能になります。
また、18ページの構築・設定・運用操作説明書(少ないページ、要点だけを抜粋)を、ITやマニュアルが苦手、敬遠する人のために作成するなど、丁寧・親切をモットーにしたご提案、アフターサービス、フォロー、キャッチアップを真摯に行っております。
Q.では、スマートマットクラウドの販促でご苦労されている点はありますか
A.コロナ渦の逆境を乗り越え、メリットに!
岩宮さま、古江さま:
販促するにあたり苦労したのは、やはりコロナ渦だということが一番ですね。
提案を始めたホテル・リネンサービス業界は、ご存知の通り、インバウンドがなくなり、開店休業状態になってしまい…。
とにかく今は緊急事態が解除され、ホテルが通常状態で運用されるように戻るのを待っている状態です。
しかし、このような状況下だからこそ、スマートマットクラウドを導入後の運用方法をじっくり検討できています。例えば、
・管理商材の中でも、スマートマットクラウドだけでなく、カメラと併用した管理の方が効率が更に良くなるものとの分別化
・デュべカバー(掛けカバー)など幅をとる大型の商品は、A3サイズ2台のマルチマット方式(※)を導入
・シーツなどマットから少しはみ出してしまう商材は、商材に合わせて加工したコンパネ(※)をマットの上に置いてから商材を置くことで、重さの誤差がなく正確に計測できるようにする
などです。
※マルチマット方式:複数台合わせて大きなものを管理。
※コンパネ:コンクリートパネルの略称。コンクリート型枠用合板。
Q.スマートマットクラウド導入前の課題の特徴はありますか?
岩宮さま、古江さま:
基幹システムの連携=ハードルが高いというイメージをお持ちのお客さまがまだまだ多数おります。
そして、在庫管理や発注業務に関しても、いわゆる人力のアナログ業務を行っているケースがほとんどです。
デジタルに苦手意識を持つアナログなお客さまにとって、スマートマットクラウドの導入は、本当にハードルが低いなと実感しています。
このようなお客さまの業務を完全自動化することで、ミスの削減、業務効率化、コスト低減をはかっております。
Q.ズバリ!スマートマットクラウドの魅力はどこでしょう
A.わかりやすい、他のソリューションとの差別化も強み
岩宮さま、古江さま:
多くのパートナーさんにヒアリングしたところ、皆、一様に「わかりやすい商材」だというお声を頂戴しております。
私たちが実際に説明する際には、いつもこのようなご説明をしております。
「スマートマットは体重計のようなもの。商材を載せると、スマートマットに載っている商材の重さの情報がクラウドに飛ぶ、そしてスマートマットに載っている商材の在庫数がわかる」
こうお話すると、お客さまに説明しやすいですし、なんといってもすぐにイメージしていただけます。
また、「簡単、シンプル、使いやすい」はもちろんですが、見た目のオシャレさ、スマートさ、といった魅力もかなりあるのではないかと思います。
さらに、「頑丈なので幅広いモノを載せられる」「液体でも冷蔵庫でもOK」なので、提案の幅が広がる、汎用性が高いものだなと実感しています。
そして、「自動発注する仕組み=かゆいところに手が届く」。これは本当に強みですね。
お客さまにはよく、「他にもあるんじゃないですか?」と聞かれますが、他にはないこと、特許も取得していることを説明できることは、他のソリューションにはない強みと言えます。
Q.導入後のエンドユーザーさまの反応は
A.回収ボックスのタイミングをお知らせ、目に見える業務改善に
岩宮さま、古江さま:
現在、スマートマットクラウドを京都市内のゲストハウスさま2件で運用しており、効果を検証している最中です。
そのなかでもすでに、回収ボックス(バスマットやタオルなど、衛生面から一杯になる前に回収)に関して、「いちいち現場で中身を見てから回収していましたが、スマートマットクラウドを導入してからは、回収のタイミングをアラート知らせてくれるので、何度も確認に行く必要がなくなりました」「目に見える業務改善」という嬉しいお言葉を頂戴しております。
Q.最後に今後の展望をお聞かせください
岩宮さま、古江さま:
緊急事態宣言が開け、日常が戻った際には、これまで以上に、丁寧・親切をモットーに、たくさんのご提案をしていきたいと考えております。
例えば、大量に導入する際のコストパフォーマンスを考えた時に、そんなに動きのないものはスマートマットクラウドを使わず、これはスマートマット、これは監視カメラ、という合わせ技のご提案もお客様によっては今後ますます必要だと思います。
また、自社の強みである基幹システムの連携とスマートマットクラウドを通して、伝票管理をシステム化、紙出力や押印、記入、記帳、サインの削減などの業務課題整理(ペーパーレス化)をさらに進めていく予定です!
インタビューのご協力ありがとうございました。コロナ渦のお客さまのニーズに応じて、わかりやすい〝非接触〟ソリューションとしてスマートマットクラウドを商材化。現場でヒアリング、きめ細やかな提案、設置、アフターフォローまで行い、業務効率化、労力削減、コスト低減など目に見える業務改善があったとのお声、、大変喜ばしい限りです。今後もパートナーさまのお声をもとに、さらにお役立ちができますよう努力してまいります。