在庫管理術
出荷数を評価軸としたABC分析|在庫管理での活用方法と注意点
出荷数ベースでABC分析をする目的
商品の優先度や重要度の見きわめに使われるABC分析。
ABC分析をする時に出荷量を軸にして分析を行う方法は、物流業界でロケーション管理をするときに役立つやり方です。
実際に在庫管理を行っている現場で、物流ベースでランク分けし優先順位をつけることで
- ロケーションの最適化
- ピッキング導線の見直し
をすすめることができます。
保管スペース不足に悩んでいる時、ピッキング効率がよくない時の倉庫のレイアウト変更に役立ちます。
出荷数ベースか金額ベースか

ABC分析には販売金額や利益率をベースにして分析をおこなう方法もあります。
金額ベースの分析は、小売業や製造業で売れ筋の商品を優先で管理する時にとても有効な手法です。もちろん物流業界でも、利益を出す商品の洗い出しをするときに金額ベースでABC分析を行うべきです。
しかし物流業界の現場で、金額ベースのみでABC分析を行うと、商品の動きが鈍いながらも高額であれば導線近くに配置されることがあり、作業効率に影響が出てしまいます。物流現場ではまず販売金額を軸にした分析をおこない、現場での作業効率アップのために出荷頻度を軸にした分析を組み合わせるのが有効です。
出荷数ベースでABC分析結果の活用方法
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出荷数ベースでABC分析をおこないランク分けしたら、次のように管理します。
- Aランク・・・出荷通路側に保管し、ピッキング導線が短くなるように調整する
- Bランク・・・Aランク商品を取り出す邪魔にならない位置に保管する
- Cランク・・・倉庫の奥などで定置保管し、いざという際に探さないように調整する
また全く出荷のない商品はZランクに格付けし、販売の停止や在庫処理を検討します。
物流ベースでABC分析を行う際の注意点
倉庫のレイアウトを決める目的でABC分析を使う場合は、定期的に分析をやり直し、レイアウト構成に反映させることが必要です。
最新のデータを元に、重点的に管理する商品を見直すことで、ピッキング作業の効率を上げることができます。
また出荷個数だけでABC分析をすると、まとめ買いなどイレギュラーな出荷を含めて重要度が決められてしまうため、出荷頻度も軸に分析をおこなうと良いでしょう。
製品に使えば出荷数・タイミングを自動記録する「スマートマットクラウド」

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、在庫変動の記録を自動化できます。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理します。日々の在庫変動が実際の動きと同期されるため、日次での出荷データを記録・保存できます。出荷数をベースにしたABC分析にも役立ちます。
■ 資材の扱い:発注点を下まわれば自動発注や発注アラートが可能です
■ 製品の扱い:出荷サイクルや日次の出荷ペースを把握する際に利用できます。特に出荷ペースが早いものは自動で検数されるため、業務負担が軽減できます。
さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です
在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。
スマートマットクラウドで入出荷時のミスを防止した導入事例
▼入出荷の度に記録していた紙の台帳ミスを解消(大研化学グループ)
原料薬品在庫は、現場の作業者が入出荷の度に紙の台帳に記録していましたが記入漏れや記入ミスが多く在庫量のズレが生じていた。導入後は、紙の台帳管理から脱却し、在庫をリアルタイムで可視化。曖昧だった閾値が決まり、過剰在庫を防止。
出荷数をベースにしたABC分析でよくある質問(FAQ)
Q1. ABC分析とは何ですか?
A. 売上金額や出荷数量などの指標をもとに、その指標が大きい順に商品をランク付けし、優先度を決めて管理する分析手法です。一般的には累計構成比80%までをAランク、90%前後までをBランク、それ以外をCランクとして分類します。
Q2. 出荷数を軸にABC分析を行うメリットは何ですか?
A. 出荷数を基準にすることで、物流現場でのロケーション管理や保管スペースの配分に直結した分析ができます。出荷頻度の高いAランク商品を出し入れしやすい場所に配置するなど、作業動線の効率化につなげやすい点が特徴です。
Q3. ABC分析における構成比・累積構成比の計算方法は?
A. まず各商品の出荷数(または出荷金額)を多い順に並べ、全体の合計に対する割合(構成比)を算出します。その構成比を上位から順に足し合わせたものが累積構成比で、この累積構成比の値をもとにA・B・Cのランクを区切ります。
Q4. 出荷数ベースと金額ベースのABC分析はどう違いますか?
A. 金額ベースは売上への貢献度を重視する分析で、出荷数(数量)ベースは物流現場での作業負荷や保管スペースの必要度を重視する分析です。目的に応じて使い分ける、または両方を組み合わせて分析するケースもあります。










