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16人で約6時間半かかっていた月1回の棚卸を自動化。検査資材の実在庫管理で納期遅延リスクを低減

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株式会社ENEOS NUC

社名 株式会社ENEOS NUC
業種 化学
課題 発注ミス、欠品リスク、過剰在庫
効果
  • 管理の自動化による生産性向上
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・Excel管理で発注タイミングや発注量が属人化していた

・製品の検査に不可欠な備品が欠品するリスクがあった

・検査や出荷の遅延が起きると、お客様からの信頼損失や売上減少につながる

・欠品を意識するあまり過剰在庫に。在庫スペースが不足して各所に点在

・管理の自動化により、作業の属人化問題を解決

・在庫管理の時間を主業務の検査に集中することで生産性向上

・欠品による検査停滞リスクを低減し、顧客からの信頼損失のリスクを回避

・過剰在庫のコストを削減し、キャッシュフローを改善

 

  

ENEOSグループの一員として、高い技術力と開発力を基盤に、高機能ポリエチレン製品を開発・製造・販売を行っている株式会社ENEOS NUC。今回は品質保証部 品質管理グループ 品質保証チームリーダーの長谷川さまにお話を伺いました。

 

御社の事業内容について簡単に教えてください

長谷川さま:

弊社はポリエチレンの製造販売を行っています。具体的には、生のポリエチレンのほか、ポリエチレンに添加剤を加えた製品や架橋剤を添加した高機能製品の製造から販売までを担っています。

スマートマットクラウド導入前の在庫管理の課題を教えてください

 目視確認、紙に記入、そしてExcelに入力していたが、無駄やヒューマンエラーが発生

長谷川さま:

品質保証、品質チェックのための試験分析を担当する部署では、試験に使うさまざまな備品、不足してしまうと試験を継続することができなくなってしまう重要な備品を管理しています。

たくさんの人が多くの時間をかけて備品を個数確認。いわゆる〝人海戦術〟で行っていたため、どうしても無駄も多かったんですね。

毎月、担当者に「チェックしてください」という連絡をして、担当者が紙を持って現場に入って確認し、紙に記入。それをさらにExcelに入力するというやり方でした。

人が行うことですから、やはり入力ミスや連絡ミスによる確認の遅れなどヒューマンエラーが発生していました。

 欠品が招く試験分析や出荷の遅延が信頼損失へつながる。リスク回避が重要課題

また、JIS規格にのっとった試験を行っているので、規格をクリアしなければ出荷できません。JIS準拠で細かく決められてるものを使用しなければ、試験結果が変わってしまうということもあり得ます。

ですから試験分析に使用する備品は代替では済まされません。JIS準拠も守らなければいけないという点でも発注漏れによる欠品は絶対にあってはならないということです。

作業が滞り、出荷が遅れれば顧客のみなさまへ迷惑がかかり、信頼喪失に繋がってしまいます。

そういった点でも在庫管理、発注を自動化し、ミスを防止することが重要な課題でした。

スマートマットクラウドを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

 展示会で出会ったスマートマットクラウドが課題にピタリと合致

長谷川さま:

何か良いアイディアはないか?自動化できないか?ということをずっと探っていましたので、在庫管理・発注業務に関しての情報収集も含めて展示会に行きました。

スマートマットクラウドに関しては事前に情報収集して知っていたというわけではありませんが、偶然展示会で巡り合いました。
もともと在庫管理を解決することのみに特化するソリューションを探していたわけではなかったので。

在庫管理の課題に加え、もう一つ、特定の人にしかできない業務を自動化し、属人化を解消したいという想いがありました。

この二つの課題を念頭に置いて、展示会に足を運びました。

スマートマットクラウドのどのような点が魅力的だったのでしょう?

 重量で在庫数を自動検知し、発注タイミングをメールで通知

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A6~A3まで幅広いサイズで、多種多様な在庫と管理空間に対応可能

長谷川さま:

まず、コンパクトな電子はかりに乗せて、重量で個数を自動で検知してくれること。さらに、個数が少なくなったらメールで通知してくれるという点です。自分たちが多くの人力ををかけて数を数えていたことをすべて自動でやってくれることに驚きました。

これなら、業務圧縮ができそうだ、まさにこれだ!と思いました。展示会の後に、すぐに担当営業の方に実際に来ていただき、より具体的な話を伺うという話になりました。

スマートマットクラウドの導入の決め手を教えてください

 マットの上に載せるだけという手軽さ

長谷川さま:

決め手は簡単に始められそうな点です。例えば備品を管理している棚など保管場所を大きく変えなくても、導入できるということ。システムに登録さえしてしまえば、あとはマットの上に管理したい備品を載せるだけという手軽さですね。

また弊社で使用するシステムは、セキュリティを重視していることから、こういった新しいソリューションを導入する際に、セキュリティに関して厳しい審査があります。そういうハードルがかなり高い中で、スマートマットクラウドは、セキュリティ面でも基準をクリアしているため、安心して利用できるクラウド環境だったので、そこも決め手になりました。

スマートマットクラウドでどのようなものを管理していますか?

長谷川さま:

試験に使う専用のピストンと呼ばれる器具や水分を測るための容器などです。あとは試験管、手袋やペーパー系のものや水などの消耗品を管理しています。

スマートマットクラウドの導入後の効果をお聞かせください

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重複発注が頻出していた手袋やペーパー類などの消耗品にスマートマットを活用中

 重複発注や発注漏れによる余計なコストを削減し、欠品による作業遅延を解消

長谷川さま:

具体的には、手袋やペーパー類などの消耗品は、みんなが使う物なので共通する場所に保管しています。これまではなくなったと気づいた人それぞれが発注してしまい、重複発注が起きていました。

それがスマートマットクラウド導入後は、発注通知がされるので、重複発注がなくなりました。重複発注による余計なコストを削減ができたことはとても大きいです。

また、これまではどうしても現場に確認に行って、物がなくなっていたら発注しなければなりませんでした。確認後、現場から席に戻るまでに他の作業が入ってしまったり、他の人に話しかけてしまって、発注することを忘れてしまうということが多々ありました。

今は現場に確認に行かなくてもメールで通知が飛んでくるだけなので、そういったミスもなくなり、欠品による試験の遅延解消にもつながっています。

 16人で約6時間半かかっていた月1回の棚卸がたった5分で終了

長谷川さま:

具体的な数値に換算すると、大体月1回の棚卸を16人で約6時間半かかっていましたが、スマートマットクラウド導入後は、基本的に担当者が画面を見るだけで管理できています。

つまり、これまで6時間半かかっていた棚卸の時間が、画面を確認するためのわずか5分くらいで完了しているということになります。

また、担当者が行っていた確認作業や紙の記入、Excelの入力にかかっていたおよそ1時間も削減できています。

在庫管理に関わるこれだけの労力を削減できた分、主業務の検査に集中することができるようになりました。生産性向上にもおおいに寄与しています。

スマートマットクラウドの活用について、今後の展望や予定などを教えてください

 マットで取得したデータを元にさらなる在庫の適正化

長谷川さま:

欠品防止はもちろんですが、あとは見積もり取得まで表示することで人が関わる作業をもっと軽減していきたいですね。

あとは在庫の適正化。おそらく重複注文してる部分がまだ往々にしてあると思いますので、その部分をマットで取得したデータから割り出し、削減していきたいと考えています。

現在、マットに載せきれない薬品関連やどうしても重たくて管理部屋に持っていけないものを除いて、全体の3割ぐらいをスマートマットクラウドで管理しています。
特に薬品は直近でも誤発注が発生していますし、試験上、大変重要なので、ちょうど良いサイズのマットがあれば導入したいと思っています。

インタビューのご協力ありがとうございました。品質管理や品質保証に関わる重要な備品管理の自動化を実現し、労力とコストの削減や作業遅延による信頼損失のリスク回避にお役立ちできたとのお声、大変うれしい限りです。管理品数が多い企業さま、在庫管理・発注に課題を抱えている多くの企業さま、現場スタッフの皆さまのお役立ちができますよう、今後も努力してまいります。

株式会社ENEOS NUC|スマートマットクラウド導入の概要

導入目的

欠品のリスク、過剰在庫解消、特定の人にしかできない業務を自動化

設置場所

在庫保管場所

管理商材

試験に使う専用のピストンと呼ばれる器具や水分を測るための容器、試験管、手袋やペーパー系のものや水などの消耗品

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