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棚卸差異【棚卸はなぜ合わない?誤差の原因と対策方法とは】

作成者: Admin|2021/04/15 6:52:19

棚卸はなぜ合わない?対策方法とは

実地棚卸をすると、帳簿上の在庫と数字が合わないことがあります。
棚卸差異が出るということは、社内の在庫管理方法になんらかの問題点があるということ。
差異が出る状況を放置しておくと会社の利益を損ねてしまうだけでなく、会社の信用を失う可能性もあります。

今回は、棚卸差異が発生する原因とその対策方法について紹介します。

 

棚卸差異とは

棚卸差異とは、帳簿上の在庫と実在庫の差のことをいいます。

実地棚卸の後、結果と帳簿の数字である理論在庫と比べ差異分析をおこないます。
大きい差異が生じている商品は再度、実地棚卸をやり直し、それでも差異が出た場合は実在庫に帳簿の数字を合わせます。

差異分析の都度「なぜ棚卸差異が発生しているのか」という原因を調査し対策をすることが経営上とても重要です。

 

棚卸差異が起きてしまう原因は?

棚卸差異が出る原因は大きくわけて2つの場面があります。

  • 在庫管理:日々の在庫処理で発生しているミス
  • 棚卸:実地棚卸で発生しているミス

仕入れ先のミス

発注した在庫と実際に納品された在庫が違う、伝票納品と納品数が異なるといった、仕入れ先のミスが原因で帳簿在庫が狂うことがあります。これは納品のたびに検品をおこなうことで防ぐことができます。

在庫の整理整頓不足による紛失・盗難

ものの置き場や置き方のルールが決まっていないと、自社内で在庫が紛失することがあります。盗難によって在庫が持ち出されるとマイナス在庫になります。

在庫管理システムへの入力もれ・入力ミス

在庫管理システムに登録するときの数値違い、入力忘れで帳簿在庫がくるうことがあります。

現物の動きと処理のタイムラグ

実際に在庫を動かして時間をおいて在庫管理システムの処理を行うと、帳簿の数字と実在庫とが合わなくなることがあります。

棚卸のミス

棚卸当日にカウントミス(カウント漏れや二重カウント)があると、正確な実在庫数を知ることができなくなります。

棚卸差異率の許容範囲は?


棚卸差異率の許容範囲は業種によってことなりますが、5%以下を許容範囲とし、2%を目標値としている企業が多く見受けられます。

棚卸差異への対策

企業にとって棚卸差異をゼロにすることは簡単ではありません。しかし対策を講じて、棚卸差異を改善することはできます。

棚卸差異の3つの対策方法を紹介します。

棚卸差異の対策①棚卸差異率を知る

まずやるべき対策は、自社の棚卸差異率を知ることです。
棚卸差異率が計算できたら、目標数値を設定して、その後の政策を打っていきます。

棚卸差異率の計算方法は?

在庫差異率の計算の仕方は以下のとおり。
在庫差異(%)=1- 実際の在庫数/データ上の在庫数×100

例えば実地棚卸の在庫数が97個、理論在庫が100個の場合、
1-97÷100×100で、在庫差異率は3%となります。

棚卸差異の対策②マニュアルを作成する

在庫管理システムの入力や棚卸で人的ミスを減らすために、各工程でのルール作成が欠かせません。

入庫・保管・出庫・棚卸、それぞれに業務マニュアルを作成し、全員が手順にそって作業をおこなうようにします。

棚卸差異の対策③在庫管理や棚卸を自動化する

ルールを作成し、マニュアルを作っても手動で在庫確認や棚卸をする以上、ミスを完全に防ぐことは不可能です。


人の手に頼っている作業をAIやIoTシステムを導入して在庫管理の自動化をはかることで、棚卸差異を解消することができます。

 

リアルタイムで実在庫を把握できるスマートマットクラウド 

一般的な在庫管理システムは、入出庫の数をもとに算出された理論在庫によって管理しているのに対し、重量型IoTを搭載した在庫管理システム「スマートマットクラウド」は、今ある在庫の重さを計測します。リアルタイムで実在庫の数量を自動で把握できます。

棚卸差異の解消はもちろん、日々の在庫確認作業を自動化し在庫管理の業務効率化を実現できます。

棚卸差異を解決する「スマートマットクラウド」の機能

現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。

あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。

さまざまな自動発注に対応

お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です

在庫圧縮を促進

推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します

置く場所を選びません

スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。

API・CSVでのシステム連携実績も多数

自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。

棚卸差異を解消したスマートマットクラウド導入事例

スマートマットクラウドは、現在多くの企業様に導入いただいています。導入をきっかけに棚卸差異を改善できた事例をご紹介します。