- ガーゼ ・脱脂綿
- ドレッシング材※
- 綿棒・綿球
- 絆創膏・包帯
- テープ類
- マスク
- 手袋
衛生材料とは、医療や介護で使われている材料の種類です。衛生材料は、清潔で安全であることが求められています。そのため基本的には、1回もしくは数回使用した後に廃棄をするディスポーザル品であることがほとんどです。
具体的には医療用の衛生材料とは、次のような物品のことを言います。
●衛生材料の種類
※ドレッシング材:創傷の表面に貼りつけて治癒を促進する目的で使われる。種類が多く、在庫管理が難しい衛生材料
病院や歯科医院では、日々、衛生材料の在庫管理に医療スタッフがかなりの時間と労力を使っています。
診療で使う衛生材料を院内で適切な数量を保管していないと、次のようなリスクがあります。
衛生材料の在庫管理の課題
コスト面以外にも、衛生材料の在庫管理にはさまざまな課題があります。当社にご相談いただいた病院やクリニックが抱える衛生材料の在庫管理の課題は、次のようなものでした。
病院
雑務が多すぎて、残業になる日が多い
クリニック
医療の専門知識を持ったスタッフを、治療に専念させたい
歯科医院
人が変わるたびに、管理や発注方法を教えるのが大変
病院
発注するスタッフによって、発注タイミングや発注量がバラバラ
新型コロナウィルス感染症流行がはじまってから、病院・クリニックは、衛生材料の不足や価格の高騰に悩まされ続けています。これまで、材料メーカーが生産する衛生材料のほとんどが海外で製造されたものでした。供給のほとんどを輸入に頼っていてたため、
などの影響を病院では強く受けています。
衛生用品の供給が安定しない状況は長引き、販売価格の水準はコロナ流行以前に比べて高くなっています。
矯正用の材料では珍しいことですが、コロナウィルス流行の影響で、アメリカ製の矯正材料が大きく高騰しました。
材料メーカーの合併があったり、製造するラインナップの大幅な見直しがあったりした影響を受けてのことでした。
医療法人瑞翔会栄駅前矯正歯科クリニック芝崎理事長へのいインタビューより
病院にとって衛生材料は必要不可欠な消耗品であるにも関わらず、このような状況は完全な収束にはいたっていません。
いかにして衛生材料にかかるコストを抑えていくかが、病院にとって重要課題となっています。
病院では、次のような取り組みをして、衛生材料にかかるコスト削減をはかっています。
衛生材料の在庫管理費や人件費は「見えないコスト」と呼ばれています。DX化は在庫管理コスト削減に有効ですが、ソリューション導入には初期費用が発生します。そのため個人経営の病院・クリニック・歯科医では、DX化が後回しになりやすい傾向があります。
在庫管理専用IoT、スマートマットクラウドなら、このような課題を解決することができます。
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、貴院でも簡単に自動化が可能です。
スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
「スマートマットクラウド」は、メール・FAXに加え、医薬品やディスポーザブル製品の受発注などに広く使われている標準商品コード「メディコード」を使ったAPI連携により、貴院で現在お取引のある主要ディーラーに対し自動で発注を行うことができます。
貴院のスペースや使用状況、導線に合わせた設置が可能です。
スマートマットクラウドは、現在多くの医療機関に導入いただいています。導入をきっかけに衛生材料の在庫管理効率化に成功した事例をご紹介します。