- 油圧式ロードセル:受圧面に荷重がかかるとロードセル本体内の油圧圧力が上昇し荷重を表示。電力を使用しない
- 空気圧式ロードセル:空気圧を検出に利用したロードセル。衛生がもとめられる場合に使用
- ひずみゲージロードセル:金属製のロードセルの電圧を計測し正確な重量を測定
重量センサは、ものの重量を数値化するためのセンサーのこと。重量センサにはいくつかの種類がありますが、現在はもっとも精度が高い、ロードセルの活用が主流になっています。
ロードセルとは力の大きさを電気信号に変える変換器のこと。その種類と特徴を簡単にまとめました。
▼ロードセルの種類と特徴
もっとも使われているのがひずみゲージロードセルです。
ひずみゲージロードセルは、金属が加えられた力によって電気の流れが変化するという性質を利用し、物質の正確な重量を測定します。荷重がかかっている金属製のロードセルの電圧を測定することで、重量を逆算する仕組みになっています。
重量センサは私たちの身近なところで使われており、セルフレジ、家庭内の電子レンジや洗濯機、炊飯器といった家電にもその技術が採用されています。
重量センサを使用する注意点は製品ごとに異なりますが、共通している点もあります。
正しく重量センサーを働かすためには、次の3つのポイントを守ります。
使用前に0kg補正(0点補正)を行う
装置を水平な場所に設置する
規定の重量範囲内で使用する
0kg補正とは重量計の計測誤差を解消する目的で、使用を開始する前に測定器のスタートを0kgに補正する作業のことをいいます。
重量は基本的なデータですが、その分応用範囲が広いため、重さを計る以外にも対象物にかかる負荷、トルク(物体を回転させる力)を測定する用途でも使われています。その一例を紹介します。
在庫管理には定期的に倉庫にいくつ残っているのか人が目視で確認し、手で数えて記録するという棚卸という作業が必要です。棚卸の結果を見て、現在の在庫数から必要な数量を割り出し発注をおこないます。
しかし手作業で大量の在庫を確認するため、作業時間がかかりすぎる、数え間違いや記録ミスが発生する、本当に必要な頻度で棚卸を実施できない、という課題が発生します。
課題の多い棚卸の作業を人の替わりに正確に実施できるのが、重量センサを搭載した在庫管理ツールです。
重量センサを採用したスマートマットクラウドで在庫管理を行うと、次のような効果を期待できます。
当社の在庫管理システム「スマートマットクラウド」も、重量センサを活用したシステムです。重量センサを搭載する在庫管理IoTソリューション「スマートマットクラウド」の機能を紹介します。
スマートマットクラウドは、株式会社スマートショッピングが運用するIoT機器スマートマットを利用した在庫管理・発注自動化サービスです。
現場のあらゆるモノをIoTで見える化し、発注を自動化するDXソリューション「スマートマットクラウド」を使えば、簡単に自動化が可能です。スマートマットの上に管理したいモノを載せるだけで設置が完了。
あとはマットが自動でモノの在庫を検知、クラウド上でデータを管理し、適切なタイミングで自動発注してくれます。
●さまざまな自動発注に対応
お客様の発注先に合わせた文面でメール・FAXの送信が可能です
●在庫圧縮を促進
推移を把握できるグラフで適切な在庫量を判断し、在庫圧縮を促進します
●置く場所を選びません
スマートマットはA3サイズ〜A6サイズまでの4サイズ展開。ケーブルレスで、冷蔵庫・冷凍庫利用も可能。
●API・CSVでのシステム連携実績も多数
自社システムや他社システムと連携を行い、より在庫管理効率UPを実現します。
スマートマットクラウドは、現在多くの企業様に導入いただいています。重量センサによる管理で在庫管理の効率化に成功した事例をご紹介します。