- 散らかっている
- 汚れている
- 不要なものがある
- 必要なものがない
- 道具や機械が壊れている
5S活動の3番目である「清掃」とは、職場のゴミや汚れをすみずみまで取りのぞいてきれいにすることを指します。 清掃の目的は、異常を発見しやすくすること。ここでの異常とは
を意味しています。
清掃は、単に掃除をするだけでなく、機械の点検やきれいにするルールや仕組みを作ることも活動に含まれています。 ルールは次のことをふまえて決定しましょう。
また汚れの発生源やモノが散らかる作業が何なのかを調査して、対策を講じるのも「清掃」です。
清掃に必要な道具を揃えて、すぐ取り出しやすい場所に設置するのも忘れてはいけません。
5S活動の4番目の「清潔」とは、「整理・整頓・清掃」の3Sを維持する目的で行い、ルールが守られている状態をキープすることをいいます。必然的に「清潔」は、3Sが実行され、ある程度社内に浸透したタイミングで取り組むプロセスとなります。
具体的には汚れた状態にリバウンドしないよう、以下のポイントを踏まえて活動します。
業務に3S活動を組み込んで定着してくると、自発的に「きれいな状態を保ちたい」、「汚れをだしたくない」という意識が従業員の間でめばえてきます。結果、清掃への取り組み姿勢が変わり、汚れを出さない作業の進め方を工夫するといった動きも出て、「清潔」の目標が達成されやすくなります。
清掃の基本は、誰でも同じように清掃活動ができること。
結果が出る活動の事例を紹介します。
5S活動のうち、「清掃」と「清潔」はともに「きれいにする」という印象があるため混同されやすい概念です。
「清掃」は担当を決め現場レベルで行うものですが、「清潔」は企業のトップが5S活動に企業全体で取り組むことを決め、管理者主導のはたらきかけが欠かせません。
すぐに成果が現れにくく根気よく活動しないと定着しないという難しさがありますが、5Sの推進はロスをなくし作業品質の向上につながるため、製造業だけでなく多くの企業が真剣に取り組んでいます。
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