私の所属するデジタル推進・企画では、スポーツクラブ運営にDXを取り入れ、推進する業務を担当しています。
私は「スポーツクラブエンターテインメントA-1」笹塚店の支配人も兼務していまして、スマートマットクラウドのような便利なDXを見つけてきてまず笹塚店に導入し、経費が削減できるなどの効果が出たものを他の店舗に展開をする、という仕事をしています。
これまでには具体的には予約システム「hacomono」の導入や、ジムエリアにAIカメラを設置し無人で運営する取り組みをしてきました。従来フロントで行なっていた対面での手続きをWEBで完結する仕組みもできています。
これらのシステムは、効果が検証でき、準備ができている店舗から順番に導入を進めている段階にあります。
スマートマットクラウドは現在、笹塚店で使ってみて効果を測定中、という状況ですね。
今後もジム運営を効率化できるシステムであれば、積極的に展開していきたいと思っています。
ジムエリアの無人運営をするにあたって、使用済みタオルの回収が課題になっていました。
ロッカールームに随時見に行かないと、どのぐらいの量が集まっているか確認できないこと。またタイミングを逃してしまうと、タオルがあふれてお客さんに迷惑がかかってしまう状況に課題を持っていました。
導入前は使用済みタオルの集まるロッカールームは、脱水機の点検など他の業務も含めてですが、1時間に1回、定期的に巡回していました。
フロントとジムエリアはフロアが異なるため、フロントスタッフによる1回の見回りには10分程度の時間がかかります。
巡回のために頻繁に業務を中断する必要があり、その影響で作業効率が悪くなっていました。接客など他の重要業務がおろそかになってしまうというデメリットもありました。
以前他社でセミナーを受け、その企業がスマートマットクラウドの代理店だったことがきっかけでした。増えていくタオルの量を監視できるシステムは、当時他に具体的な心当たりはありませんでした。
スマートマットが重さを検知して通知を出すということで、量が減っていく場合だけではなく増えるタイプの在庫管理にも使える点に興味を持ちました。
営業さんからシステムの説明を聞いて自分たちの課題が解決できそうと感じたこと、スモールスタートで始められるので、導入ハードルが低かったことが決め手になりました。「まずは使ってみよう」という気になり、試しやすかったですね。
ロッカールームのタオルの回収以外に、トレーニングジムエリアのゴミ箱にもスマートマットを活用しています。
コロナ対策で器具のアルコール消毒に使ったペーパーでゴミ箱があふれやすく、やはり以前は1〜2時間に1度回収していました。
ゴミ箱は何ヶ所かありますが全部にスマートマットを敷いているわけではなく、もっとも中身が溜まりやすいゴミ箱の下にだけ置いています。
その箇所のゴミが満杯の通知が来たタイミングで、他のボックスも併せて中身を回収するようにしています。
回収の通知は、事務所にいる私にメールが来るように設定しています。
事務所の中でモニターしている私以外に、社員とフロントで事務作業をしているスタッフがそれぞれ自分のパソコンで遠隔管理できるようになっています。
スマートマットクラウドの管理画面
一番の効果は、トレーニングジムエリアの無人運営が実現したことです。
スマートマットを導入したことで、トレーニングジムエリアに常時スタッフを配置する必要がなくなりました。現在はフロント業務担当が兼務でゴミ回収にあたっています。
巡回にかかる時間の大幅削減もできました。
笹塚店は、24時間営業ですがそのうちスタッフがいる時間は16時間半です。
導入前は1時間に1回、1回10分、単純計算で1日あたり約160分の時間を定期巡回に費やしていたことになります。
導入後は通知が来たときだけ回収に向かえばよくなり、定期の見回り自体が不要になりました。
重要な業務を優先して進めることができるようになり、施設運営全体の効率がかなりよくなりました。
スマートマットクラウドはシンプルで使いやすいシステムで、大変便利。
営業担当、カスタマーサクセス担当の方もいつも良くしてくれるため、その点でも助かっています。使い方が簡単なため、スタッフが操作方法に慣れるのも早く、今のところトラブルなく使えています。ぜひ使ってみてください。