受発注システム+在庫管理と棚卸を自動化するIoTで購買業務を楽に

オザックス株式会社

オザックス株式会社

業種:紙・フィルム・消耗材の専門商社
従業員数:280名(2021年9月時点)

IoT機器スマートマットクラウドを活用した在庫管理・発注自動化ソリューションの共同展開に関し、今回はオザックス株式会社 情報システム本部の富山様、土谷様にお話をお伺いしました。

  • 提供しているクラウド型Web受発注システム「MPS」を導入済みのお客さまからの要望である購買業務全体の自動化を実現したかった
  • 外食の現場の課題である慢性的な人手不足=重要度の低い業務は少しでも減らしたい、自動化したいといったニーズにお応えしたかった

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最初に、オザックス株式会社の事業概要をお聞かせください。

富山様

オザックスは、創業1910年来黒字経営を続ける専門商社です。事業は、大きく分けて2つあります。

1つ目は、創業事業である紙・フィルムなどの調達販売。素材から最終製品までを取り扱っています。2つ目は、現在の主要事業である業務用資材の提供。外食・小売業界向けに、店舗で使用する包装資材や消耗品などを提供しています。仕入れ先は国内外2,000社以上、10万点を超える商品を取り扱っています。

また受発注を効率化すべく、顧客の受発注・支払業務を一手に引き受けるシステム(※Multi Platform System以下MPS)や物流を包括した独自のビジネスモデルは、様々なお客様の業務推進・効率化に貢献し、高い評価をいただいています。

(※MPSとは、オザックスが提供しているクラウド型Web受発注システム。あらゆる物の受発注をWeb上で一括管理する業務効率化の支援サービスです。)

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MPSはいつから製品化したのでしょうか?

土谷様

当社が業務用資材の商流を担って長い年月が経ちましたが、従来より顧客から受発注を効率化してほしいと強いニーズをいただいていました。受発注システムを構築しようといったアイデアは2008年頃からあり、2011年に正式に開発に着手し、サービス開始は2012年になります。2019年現在、国内では、約9,000拠点のお客様に導入していただいています。

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MPSの導入メリットは何ですか?

富山様

MPSは、当社の商社ビジネスの豊富なノウハウを仕組みとして取り入れており、BtoBの購買手法にマッチした機能で業務効率化やマネジメント向上が実現できることだと考えています。たとえば、発注から納品までのリードタイムの管理、不定貫商品の管理、棚卸管理など、購買情報のデータ化が可能になります。

利用においては、スマホで手軽に利用できると共に、1企業当たり月額17,000円~※と非常に安価に利用できることもメリットではないでしょうか。さらに、消耗品や備品など弊社取扱商品のご提案と併せたシステム化による購買業務の改善提案も可能です。

※ご提案させていただく企業様ごとに異なります。詳しくは お問い合わせください。

MPSはどのような業態で導入が進んでいますでしょうか?

土谷様

MPSは、当社と従来から取引関係があった外食・小売業界から導入が始まりました。発注側企業と受注側企業における取引の円滑化をサポートするソリューションですので、現在では既存の取引先以外にも多くの新規顧客にご利用いただいています。

御社のIoT機器スマートマットクラウドと同様に、顧客の会社規模や業態に関係なく幅広く導入いただいています。今後も、例えば製造業やサービス業など、現時点では相対的に導入が遅れている業態も含め、業態の垣根をなくし、導入の可能性をさぐっていきたいと思っています。

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他の受発注システムと比較した際、MPSの強みは何ですか?

土谷様

当社が専門商社として日々行なっている業務のノウハウがMPSに集約され、機能の細部に行き渡っているところです。例えば棚卸機能では、棚卸業務のことを知っている人と知らない人では細部に差が出ます。具体例を挙げると、不定貫商品の受発注処理や、受発注後に経費処理を円滑に完結させるシステムといった特徴です。

外食・小売業向けに当社が蓄積したノウハウは、顧客の痒い所に手が届く仕様になっており、通常のITベンダー様が提供する一般的な受発注システムとは異なる強みではないかと考えています。

MPSとスマートマットを組み合わせることで、どのような付加価値が提供可能でしょうか?

土谷様

MPS導入済の顧客から寄せられる要望の中で、特に多く寄せられた要望として「購買業務の自動化」があります。

外食の現場では慢性的な人手不足に悩まされており、重要度の低い業務は少しでも減らしたい、自動化したいといったニーズは近年益々強くなっています。そういったニーズに対し、当社MPSでは予測発注や定期発注等の一部の自動化を提供しています。 そこにスマートマットクラウドを組み合わせることにより、棚卸業務の自動化等が加わり、購買業務全体の自動化を実現できるようになりました。

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MPSとスマートマットで生み出されるシナジーは何ですか?
富山様

MPSとスマートマットは、お互い棚卸管理や受発注を自動化するソリューションであるため一見競合に思えますが、スマートマットだけでは難しかった経費精算等への連動や起票といった、ディテールを作り込んだソリューションを既に提供している当社MPSであれば、スマートマットと強いシナジーを発揮できると感じ、業務提携を含めパートナーシップを構築させていただいています。

スマートマットができない領域をMPSが補い、MPSができない領域をスマートマットが補う。両社が考える「世の中の購買業務を楽にしたい」というマインドがあっての協調関係です。

さらに、お互いに機能や顧客要望のフィードバックを密に行なうことで、両社のソリューションをより一層拡充していくことが可能と考えています。例えば御社に対しては購買や発注処理についてのノウハウの共有であったり、既存顧客への販促という面でも今後サポートできるでしょう。技術補完や共同販促に関しては、積極的に模索していきたいと考えています。

MPSとスマートマットの組み合わせはどのような業態に普及するとお考えでしょうか?

富山様

棚卸を行なっている企業や在庫を持っている企業、製造業、食品業などモノが動く幅広い業態に普及すると確信しています。

実在庫を扱わない金融業界やIT業界等は別として、必ず物を買ったらそこに物が集まるし、保管されますから。

数年前にスマートマットのプロトタイプの話を聞いた際、「重量に着目したIoT機器」ってあるようでないな、と興味を持ち、恵比寿のシェアハウス(※注 当時スマートショッピングは恵比寿にオフィスを構えていた)までハードウェアや開発計画の話を聞きに行きました。その後、量産に漕ぎ着けられてからの事業状況を見ていると、シンプルかつ重量データに着目したソリューションに対して高い関心を持つ顧客が私の他にも多数いることを裏付けていると感じます。

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今後のパートナーシップについて貴社のお考えをお聞かせください。

富山様

共同開発は是非取り組んでいきたいと考えています。共同販促でも展示会や営業協力等、ここ数か月で随分と関係が強化されていますし、営業協力、共同開発や人事交流など、会社や部署の垣根を越えた面での付き合いを拡充していきたいと考えています。

スマートマットクラウドのソリューションはできたばかりですが、成長ポテンシャルを強く感じています。ユーザーのさらなる利便性向上に向けて、色々と施策を講じていきたいと思います。

オザックス株式会社|スマートマットクラウド導入の概要

導入目的

MPSが管理できない領域である棚卸業務の自動化等の補強

設置場所

棚卸を行なっている企業や在庫を持っている企業、製造業、食品業などモノが動く幅広い業態

スマートマット導入の決め手

・これまであるようでなかった「重量に着目したIoT機器」に関心を持った
・ディテールを作り込んだソリューションを既に提供しているMPSであれば、スマートマットと強いシナジーを発揮できると感じた

今後の展開

・技術補完や共同販促に関しては、積極的に模索していきたい
・共同開発に取り組んでいきたい
・営業協力、共同開発や人事交流など、会社や部署の垣根を越えた面での付き合いを拡充していきたい
・ユーザーの更なる利便性向上に向けて、色々と施策を講じていきたい

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