導入事例|スマートマットクラウド ゼロクリック在庫管理

カウントの難しいリネンを重量計測、取引先の在庫数を可視化して納品効率を改善

作成者: Admin|2021/03/12 9:31:15

 

貴社の事業内容について教えてください

桃井様:

当社は、創業65年となる京都でリネンサプライ業を営む会社です。一般的に認知度の低いリネンサプライ業ですが、サービス業に区分され、主にホテルや旅館にシーツ・バスタオル等のリネン類を貸し出しています。その後、使用されたリネンを回収・洗濯し綺麗なリネンを再度納品している事業となります。

リネンサプライ業は洗濯の機械化は進んでいるものの、サービス業にもかかわらずサービスのオートメーション化はなかなか進んでいない状況です。 実際、私が2018年に入社そして同年代表取締役に就任した際も取引先に対し、ただリネンの納品を行っているだけで、サービス業としての価値を模索する必要があると感じておりました。

現在では、取引先であるホテルや旅館にメリットがある形でサービス改革を実施している最中です。

在庫管理・棚卸・発注業務における課題について教えてください

桃井様:

まず、「可視化できていないリネンの在庫数」が分かるような形で管理したいと考えていました。 現在当社では、大まかには2パターンでのリネンの納品があり、それぞれの課題がありました。

  1. 不足するであろうリネン数をある程度予測し、納品数が確定する
  2. 取引先からの納品数指定

1.のパターンでは、取引先の急な宿泊客の増加やタオルの追加利用などで予測が外れると、再納品の手間が発生するためなんとかしたいと思っていました。

2.では、納品先に行くと、清掃業務の遅れや棚卸で待ちが発生することがあり、納品指示までの待機時間が無駄だと思っていました。 「無駄な時間」の発生を省くために、見えないリネンの数を管理できるようにして問題を解決したいという思いがありました。

導入の決め手になった点はどのような点でしょうか

桃井様:

スマートマットの説明で、課題解決のツールになると確信できたため、導入を決意しました。

WEB広告でページを見て連絡した後に、出張で東京に伺う機会があったためオフィスに伺いました。その場で丁寧な製品説明や課題解決に向けたご提案など対応していただき、京都と東京という離れた状態であっても共に課題解決に向けて進んでくれる企業だと感じ、導入を即座に決断しました。

具体的にどのように運用されていますか

桃井様:

取引先のリネン倉庫に設置、毎日納品の1時間前にデータ計測する設定にしているため 納品担当者が事前に納品数を確認して行けるようになっています。

また、追加の発注業務や制服やお客様の衣類クリーニングにも展開することを検討しています。

導入効果はいかがでしたでしょうか

桃井様:

在庫発注の待機時間や納品の間違いが格段に減少しました。

まず、在庫の正確性には感銘を受けました。 リネン類を洗濯していると同じ製品であっても重量がそれぞれ摩耗により異なってきます。 その中でも、正確に枚数が計測でき、必要な枚数が即座に把握できる点が最もよかったと思います。

さらに、日足や月間で在庫状況がグラフ化でき、取引先への稼働状況に応じたリネン納品数の提案に寄与することもありました。

また、取引先の棚卸業務がなくなり、当社だけでなく、取引先とっても複数のメリットを提供することができました。